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物部の氏神集合=火祭り「勝部神社」本殿は重要文化財【湖南シリーズ】

 物部宿彌広国が物部総社として創建し、昭和の途中まで物部神社としていたとか。主祭神は「物部布津命」、京都宮津にある籠神社の祭神「火明命(別名ニギハヤヒ)」、島根県の物部神社の祭神「宇麻志間知命」と物部氏の神様が揃っている。
 相殿神の住吉神・猿田彦神を合わせて祀り、古代鎮座の社、宏壮な境内で本殿は三間社流造り、檜皮葺で国の重文である。
 近江国守護・佐々木氏が出陣する際には、必ず勝部神社の竹を旗竿にしたなど武の物部氏だけあった武士も崇敬したのだろう。

変更履歴
2023/08/27 初版


▼HP

▼アクセス

滋賀県守山市勝部一丁目8-8

▼祭神・本尊と脇時

  • 天火明命(別名:饒速日命):ニニギノミコトの兄

  • 宇摩志麻治命:天火明命の子

  • 布津主神

などなど

▼見どころ

 主祭神の「物部布津命」、京都宮津にある籠神社など物部氏の祭神「火明命(別名ニギハヤヒ)」、島根県の物部神社の祭神「宇麻志間知命」と物部氏の神様が揃っている。相殿神の住吉神・猿田彦神を合わせて祀り、古代鎮座の社、宏壮な境内で本殿は三間社流造り、檜皮葺で国の重文である。


→拝殿・本殿

 拝殿です。この地域の神社の造りは似ており、どこも居心地の良い空気感です。ちなみにこの神社は、戦前までは物部神社または物部大明神、勝部大明神と称されていたらしいです。

 1月の第2土曜日に恒例の火祭りが行われます。どちらも大松明を焼き払い、1年の無病息災を祈願します。写真の左側のものが大松明です。近江の奇祭として県の無形民俗文化財に選定されています。

 本殿です。由緒書を見た後だったので、ちょっと小ぶりな石上神宮に見えてきました。ここには立派な楼門はないですけど。ちなみに本殿は国重要文化財です。

→勝部の火まつり

 1199年から1210年ごろ、土御門天皇の病気が重く、占師によれば「この周辺に「おろち」がいて、天皇に危害を加えている」とのこと。「おろち」退治の兵を派遣したが、「おろち」は姿を現さない。
 神社に参詣すること50日の祈願をこめたところ、「おろち」が出現したので退治し、焼き払ったところ、天皇の病気は治ったとか。

住吉神社の「浮気の火まつり」とセットのようです。住吉神社は土御門天皇が病気になり、病の原因が三上山の大ムカデの危害が加えたのが始まり。確かにムカデは熱湯ですよね!?

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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