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京都の観光・紅葉代表「三千院」代々皇子・皇族が住職を務めてきた門跡【京都大原シリーズ】

平安時代から皇族・貴族などの隠居地で、三千院、来迎院、勝林院、宝泉院、寂光院がオススメ。朝一必須!年中観光客が絶えない場所。

「京都~おおはら三千院」で有名な門跡だが、この歌は2番が高山寺、3番が大覚寺であり三千院の歌ではない。って、知っている人は昭和だろうけど・・

https://note.com/yanma_travel/n/n4b88b2e67289


変更履歴
2022/10/28 初版

参拝記録

20XX年、2017年4月、2021年11月

▼HP

▼アクセス

京都市左京区大原来迎院町540

▼本尊と脇時

阿弥陀如来三尊@国宝

▼見どころ

  • 782年から806年、最澄が比叡山に「円融房(えんにゅうぼう)」が始まり

  • 幾度か移転を繰り返し、明治に今の場所へ

  • 住生極楽院は、この地にあった阿弥陀堂である

  • 苔と紅葉、青もみじのコンタラスト

  • 苔から顔を出すわらべ地蔵

  • 井上靖氏いわく「東洋の宝石箱」

  • 国宝・阿弥陀三尊、金色不動明王と仏像も見逃せない!

 ここからの写真ですが、紅葉時期は2021年、それ以外はその昔です!?

▽駐車場から三千院へ

 観光保勝会周辺の駐車場へ車をとめるのがベスト。11月の三千院は8:30なので、家は7:30に出た!結構遠いな~。某地図系サイトでは30分から1時間15分かかるよう・・。間違えて遠くの駐車場に入ってしまう。失敗した!と思ってテクテク歩くと・・・。

 2017年4月は10:00くらいに到着したが、まだ人は少ない。写真の右側には「来迎院」という平安時代の薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来の如来三尊が安置されている。時間がある方は是非!!行ってください!!

 紅葉見ごろ最終の11月は開門30分前ですが、もう並んでいる・・。

▽境内

 11月の紅葉時期はは8:30から拝観可能!三千院・妙法院・青蓮院を三門跡とし、毘沙門堂・曼殊院を含めると五門跡となる。聚碧園と有清園という庭園があり、井上靖が「東洋の宝石箱」と称賛したそうな。お堂としては、宸殿と往生極楽院がある。往生極楽院は有名な阿弥陀三尊@国宝が安置されている。

→御殿門


→客殿、中書院、宸殿

 御殿門を抜けた左手で拝観受付をすると客殿になる。畳が敷かれた書院から見られる庭園が聚碧園である。刀を振り下ろせない様に居間間の天井は低くしている。

 堂内は撮影厳禁ですが、庭園などは撮影可能で、500円で抹茶と和菓子&庭園の特等席に座れます。ここに来るまでの客殿には襖絵、薬師如来立像、不動明王など安置されていた。

この後に抹茶と和菓子が出てくる寺に行くため、ここは我慢し、端の方から庭園を眺めました。お堂の右奥に行けば、庭園を横から見ることができます。

 この後は苔むす庭園と「阿弥陀三尊@国宝」がよくわかる極楽説法を聞き、秘仏公開「金色不動明王」参拝と時間が掛かるため、トイレタイム。相方を待っている間、小さな「つくばい」が二つ、昔は手を洗っていたのかな?とふと思い、水の中に手を入れた、柔らかい水だ。

2017年4月
2021年11月

 ここからは4月の写真を貼っておきます。

→宸殿、有楽園

 客殿から渡り廊下を抜けたところにある「宸殿(しんでん)」から、平安時代に作庭された「有清園」を眺めることができます。お堂を額縁にして写真を撮るとよい。

 住生極楽院に向かってお堂を出ます。靴を履いてGO!極楽院に進むとお堂背後になるため、左右どちらかの道を選択して、まわり込む必要があります。今回は左側を選択。池があり、池の真ん中には亀を模した小島があります。お堂からは説法と笑い声がします。

2017年4月
2021年11月

 住生極楽院横の弁天池ですね。4月は花を楽しみ、11月は紅葉の木を楽しむというとこでしょうか。

○4月

○11月

→住生極楽院@重文:阿弥陀三尊@国宝

 「往生極楽院@重文」に安置された「阿弥陀三尊@国宝」は仏像も素晴らしく、寺の説明も素晴らしい。
 阿弥陀三尊とは、中央に阿弥陀如来で、脇侍に聖観音菩薩と勢至菩薩のチームを指す。一般的に中尊は坐像で、脇侍は立像が多いのだが、ここは3体とも坐像である。
 脇侍はすぐにお迎えに行く姿を表現することが多く前のめりで、ここは「大和坐」とされる日本独特の姿である。腿の金が剥がれているのは、昔、参拝者も触れられたようでその名残とのこと。そう!奈良・長谷寺と同じですね。最後に阿弥陀三尊についてプチ情報。ルールとして脇侍のいずれかが先にお迎えに行くので、実は姿勢が若干違うんですよね~。

2021年11月
2017年4月

 「阿弥陀三尊@国宝」を安置するため、真ん中天井が舟をひっくり返した形になっており、本尊の丈六阿弥陀如来@国宝の光背が天井ぎりぎりまであり珍しい様式。

2021年11月
2021年11月

 仏像は写真NGなので公式HPでどうぞ!

お堂からわらべ地蔵への写真

お堂から朱雀門、わらべ地蔵への写真(2021年11月)
お堂から朱雀門(左)、西方門(右)への写真(2021年11月)

本堂から客殿、中書院、宸殿方面の写真ですね。

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)

→朱雀門、わらべ地蔵周辺

 極楽院で国宝とテッパン説法を聞いた後は「金色不動明王特別公開」へ!!と左に折れる所が写真スポットで苔から頭を少しのぞかせるキュートな石仏「わらしべ地蔵」に女性が群がっている。ここは渋滞地域なので、こちらの空き具合を見て回るのが良い。

○4月

○11月

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)

 光が射し池に紅葉が反射しているのを発見!もう少し左側にカメラを向けると「わらべ地蔵」スポット。

(2021年11月)
(2021年11月)

→弁財天、あじさい苑

(2021年11月)

→金色不動堂

 毎年4月の不動祭と紅葉時期に開扉される秘仏「金色不動明王」は大きさがあれば三井寺の黄不動と神童寺の白不動クラスですね。最後は宝物館で三千院開山以来の寺宝が展示されている。

不動大祭
不動明王の縁日にあたる4月28日を中心に百味の飯食をお供えし日頃の感謝を捧げるお祭りで、一定期間、秘仏「金色不動明王」が開扉されるようです。例年5月中旬まで行われている。普段はお前立が安置されており、開帳時は右側に移動されていた。

https://www.jalan.net/travel-journal/000062425/


(2021年11月)
(2021年11月)

 「金色不動明王」特別公開です。滋賀の三井寺も数年前「金色不動明王@秘仏」を公開したが、瓜二つに見える。我々は不動明王=黒のイメージかもしれないが、赤が基本で黄色(金色)は珍しいと思う。ここを案内しているツアコンの方も、ここが公開されるのは珍しいとのこと。って聞いたが、桜と紅葉時期は公開されているみたいなので、そんなにレアじゃないかと思います。

(2021年11月)

 金箔をきれいに残す不動明王と瓜二つで有名な白不動と見比べていただければと。

→観音堂、勝手神社、おさな地蔵、石仏

(2021年11月)

 観音堂から左へ!

○4月

(2017年4月)
(2017年4月)
(2017年4月)
(2017年4月)

○11月

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)


おさな地蔵を眺められる休憩所(2021年11月)
(2021年11月)

上の写真の朱色の橋を渡ると鎌倉時代の「石仏」がある。鎌倉時代の石仏・阿弥陀如来坐像。石仏は廃仏毀釈で顔を壊された石仏が多いが、そのまま残っている感じがした。昔から地元の方に愛され、守られてきたのでしょう。残った理由はこの場所も一つかもしれない。いや、門跡だからか??

門跡
皇族・公家が住職を務める寺院。京都では三千院、妙法院、青蓮院を三門跡とし、そこに毘沙門堂、曼殊院を含めて五門跡としている。それ以外にも御寺の塔頭など門跡は多い。奈良も門跡は多いですね。

(2021年11月)

 境内左奥で観音堂左に向かうと橋があり、渡ると鎌倉石仏があり、石仏右(上)に向かうと「おさな6地蔵」が存在する。

○4月

○11月

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)

 本堂方面に戻る。

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)

→朱雀門周辺から西方門、そして出口

 宝物館には往生極楽院の当時の内陣風景が復刻されている。本堂、往生極楽院は江戸時代に大修理を行われたが、内陣は比較的原型を残している。宝物館には二十五菩薩の来迎図を描いた船底天井を復刻している。って、平等院かい!!

(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)
(2021年11月)

▽おまけ?

 腹減った・・・。京都に住むと観光!!っていう位置づけにはならないので、目の前のお土産屋さん奥の店をチョイス。かつとじ丼1100円を注文!!いわゆる観光地料金なんだろうと思いきや、しっかりしたカツが登場しました!!

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展

▽2021年 奈良国立博物館「聖徳太子と法隆寺」

よさげな「救世観音半跏@重文」だなと思い、どこの寺だとみると「三千院」。どこの?と思うと京都とあった。こんなの安置していたっけ・・。

https://www.jalan.net/travel-journal/000117964/



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