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鈴木姓発祥「藤白神社」神仏習合「藤白王子」熊野古道スタート!熊野九十九王子の五体王子「願成寺」【和歌山シリーズ】【熊野シリーズ】

神武天皇東征の時、天皇に稲を献じ「穂積」という姓を受けたが、稲を積み重ねたものを「すずき」と言ったことから「鈴木」になったらしい。「鈴木姓」の方は社務所で記念品をいただきましょう!?
 藤白神社は、熊野参詣道(熊野古道)紀伊路の藤白王子跡として、熊野一の鳥居と称され、権現堂には熊野路で唯一の熊野本地仏が安置されている。
 また、境内には南方熊楠ゆかりの樹齢約1000年の楠の大樹がある。

−第41回−文化財 仏像のよこがお「藤白神社の熊野三所権現本地仏坐像 」 - LIVING和歌山 (living-web.net)

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変更履歴



▼HP

▼アクセス

▽藤白神社:海南市藤白466
▽願成寺(あじさい寺):

▼祭神・本尊と脇時

▽藤白神社:
祭神:ニギハヤヒ(天照国照饒速日尊・藤白鈴木氏の氏神)
配神:熊野三神(熊野坐大神、熊野速玉大神、熊野夫須美大神)

▽願成寺(あじさい寺):
木造千手観音坐像@重文

▼見どころ

▽藤白神社・藤白王子

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 藤白神社は熊野一の鳥居(熊野の入り口)とされる。

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 境内には5本の楠の巨木がそびえている。そのうちの3本は、この小守楠神社の御神木とされている。

▽楠神社、子守楠神社

 和歌山では昔から子供の名前に「楠」を入れると良いと言われていたとのこと。世界的な博物学者・南方熊楠も藤白神社の楠から名前をいただいたそうな。

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▽宮水紫の水

 「宮水紫の水」があり、裏側にはクーラーボックスを置き、水などフリーで飲めるようになっている。名前から美味しそうではないのと、飲んで大丈夫か自信がないのでやめておきました。調べたところ、川の上流に日に映えて紫色に輝く石があり、土地の人々は自然の真水の恩恵に浴し「紫の水」と呼ぶようになったどうです。酒造の貴重な清水としているとか。

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では本殿へ!!

▽割拝殿・本殿

 神武天皇東征の時、天皇に稲を献じ「穂積(ほずみ)」という姓を受けたが、稲を積み重ねたものを「すずき」と言ったことから「鈴木」になったらしく、全国の鈴木さんのルーツを共有しているらしい。個人的にはここに穂積氏が係わりがあったのが意外だった。ホズミも物部(ニギハヤヒが祖)系だったんだ!って、当時は思っていましたが。今はそうですね。

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 熊野の路は所縁のある王子が祀られており、九十九王子と言われている。ここもその一つで、特に格式の高い五体王子のひとつとして崇敬されている。主祭神は物部氏の祖「ニギハヤヒ」、熊野権現も祀られており神仏習合の地であることを実感する。

▽藤白王子権現本堂

 聖武天皇が和歌の浦・玉津島神社に行幸された時、藤白神社に行基を参らせて、はるか熊野三山を遥拝して皇子誕生を祈願させた。すると高野皇女が生まれた。光明皇后は藤白の神域を整え、熊野三山の祭神を勧請し、ここを末代まで皇妃夫人の熊野遙拝所と定めた。

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藤白王子権現堂には本地仏として仏様が祀られ、神仏霊場、和歌山清浄の道の第7番となっている。藤白王子は熊野九十九王子の中でも特に格式の高い五体王子の一つ。

五体王子
藤白、切目、稲葉根、滝尻、発心門の5社のこと。ちなみに「王子」とは、熊野詣の礼拝所のことで、現代風にいうと神社に道の駅が併設されたようなものです。

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▽有間皇子神社

 藤白神社から約200mほどの藤白坂の上り口に鎮座。有間皇子は中大兄皇子と蘇我一族の皇位継承争いに巻き込まれて、藤白坂で謀殺された皇子。

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有間皇子
 中大兄皇子の母・皇極天皇の弟である孝徳天皇の息子。645年の「乙巳の変(大化の改新)」で、蘇我入鹿を抹殺して政治の実権を握った中大兄皇子は、皇位継承を確実なものにするため有間皇子の命を狙う。
 身の危険を感じた有間皇子は狂人を装うなどして、中大兄皇子から必死に逃れようとした。しかし、658年、中大兄皇子の腹心の蘇我赤兄に謀反をそそのかされ、捕えられてしまう。
 政治犯として飛鳥に護送される途中、藤白坂で襲われ、絞首刑にされる。藤白神社から約200mほどの藤白坂の上り口には、有間皇子の墓がある。

▽恵比須神社

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▽願成寺(あじさい寺)

 元旦と4月18日にのみ公開される秘仏「木造千手観音坐像@重文」がある。今回は見られないのが残念・・。写真などは秘仏公開時に訪れて撮ることにした。

 元旦と4月18日にのみ公開される秘仏「木造千手観音坐像@重文」。本堂では法要が始まっていたが、案内を請うと、「観音堂の扉は開いているから、外からお参りしなさい。あれ以上は開かん」とのこと。細かい金網が邪魔になって内側がよく見えないので、顔を擦り付けるようにして覗き込む。すると、暗闇の中に浮かび出たのは、巨大な千手観音坐像である。息を呑んだ。威厳を形にしたような巨像である。脇侍も荘厳もなく、殺風景な木の壁を背にしているだけなのに、王者の風格がただよう。

▼旅行記

▼セットで行くところ

初版日までの旅行記は次の通り。


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