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湖南三山!紅葉&本堂国宝「常楽寺(西寺)」三重塔も国宝!三井寺大門はここの移築【湖南シリーズ】

湖南三山!!奈良時代中期に活躍した「良弁」所縁の寺で、平安時代初期は長寿寺とともに歴代天皇の尊崇が厚かったらしい。それもそのはずで、聖武天皇の勅願で、良弁が紫香楽宮の鬼門を封じるために創建したので当然か。

湖南三山の後に本題です。

 そして「常楽寺」ですね。

変更履歴
2023/10/22 初版


▼HP

▼アクセス

滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
※良心的な駐車場設定。

▼祭神・本尊と脇時

 ※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

  • 紅葉時期以外は事前予約

  • 湖南三山=本堂が国宝!

  • ここは三重塔も国宝!

  • 長寿寺(私のNOTE)と呼ばれる東寺に対して天台宗の古刹

  • 708年から715年、元明天皇の勅願で良辨によって創建

  • 紫香楽宮(信楽宮)の鬼門封じの寺

  • 782年から806年、天台宗に改宗され、その後、阿星山五千坊の中心として栄えた

  • 滋賀・三井寺(私のNOTE)の大門は、元々はここのもので、江戸時代に移築したもの

  • 2004年に石部町と甲西町が合併し湖南市が誕生、翌年国宝建築物のある同市内の天台寺院の三ヵ寺を湖南三山に

  • それまで非公開寺院だったが、2005年に再開され整備を重ね今に至る

  • ただ、未だに檀家を持たないので苦しい経営のようだ

→薬師堂

本堂の右手のお堂。

→本堂@国宝

 国宝!!!善水寺と常楽寺本堂と似ている。また、本堂には重要文化財の仏像が多数安置されているハイテク本堂である!?あちこちに盗難防止策があり、あらゆるお堂の仏像をここにまとめている。

 本尊は秘仏「千手観音坐像@重文」が安置され、湖東三山の本尊を思い出させる観音。両脇に「二十八部衆立像@重文」が安置されている。大きさはどれも小ぶりだが存在感があり、千手の坐像が中央にいることから、ちょっと京都・三十三間堂に行きたくなる気分だが、盗難に遭ったため、揃っていないのが残念。

 寺宝には「仏涅槃図@重文」や源信作「浄土曼荼羅図@重文」、良弁愛用の「錫杖@重文」があり、建造物・彫刻・絵画・工芸品と多彩な古文化財が多くある。最後に、以前の無住職時に、風神、阿修羅王、摩喉羅迦王の三体が盗難にあい、阿修羅王しか見つかっていないそうだ。。。ということで、かなりハイテクなセキュアな本堂になっている。

 以前火災により全焼、本尊も焼失したが風神雷神等二十八の仏像は僧侶たちによって持ち出され難を逃れたと聞く。ある意味、不運な歴史を持つ寺でもあるかも。

→三重塔@国宝

 本堂を出て、左手にある長い階段を上がれば、三重搭@国宝。紅葉とのコントラストが最高です。本堂や仏像たちと見どころの多い寺だが、紅葉の期間以外などは事前予約が必要なので要注意!!

 三重塔に行くには急な階段か坂道を登るかのいずれかになる。三重塔の周りには西国三十三札所の石仏があった。

 三重塔・本堂の周りには三十三体の観音石仏が祀られており、それら全てをお参りすると、西国三十三札所を巡礼したことになる!と言いたいところだが、近江西国三十三所観音巡礼でした。

 高さ23m、幅4.5mとバランスのよい建築!建築は専門じゃないので次の写真の素晴らしさを知ってください!?(これを手抜きという)

 最後に滋賀・三井寺の大門は、元々はここのもので、江戸時代に移築したもの!!

→鐘楼など

 本堂の右側にある鐘撞

最後に、紅葉と本堂の写真です。


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▼セットで行くところ

▼仏像展


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