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夢見る現実主義者尚且つ乙女な女たち。

大体の女の子はそうなんじゃないかなと、勝手に思っている。
私を含めて。

どこまでもかわいいような、夢のあるような絶対的に現実には実現しないようなものが大好きなのに、間違いなくリアリスト。

例えば
「シンデレラ城の前でプロポーズされたい💗」
と思ったとしても、
友達とそんな話をしたとしても。
現実にそれをされたら、間違いなく私は引いてしまうと思う。

そういうところが、夢見る現実主義者の乙女。なのだと思う。ちょっと違うか。

そして私はそういう女の子が好きだ。

夢のような空間と空気感が好きなくせに
それをくだらないと、どうでもいいと
どこかで思っている、そんな女の子達が。

学生時代、いわゆる【ゆめかわいい】といわれる
ピンクやレースやふわふわが好きな女友達がいた
彼女は服装で言えば、完全にわたしと真逆だった

中身はわりとわたしと似ていて、
性格はサバサバしてるとか、冷静とか 、
言われるタイプの子だった

顔立ちも悪くなかったし
どんな服でも着こなせるような子でもあったけど
好んでいたのは【ゆめかわいい】だった。

1度だけきいたことがある。
なぜそのファッションが好きなのか。

「服でくらい、夢見ててもいいじゃん?」

わたしはそのとき初めて、
その子のファッションが、
その子の願望であることを知った。

でも、きっとそういうことなのだろう。
あまりにも夢をみることを
止められてしまう
ロマンチックを否定されてしまう
そんな現実をどうにかこうにか
夢見たまま進んでいきたいための防具。

その子は【ゆめかわいい】を卒業したあと
どちらかと言えば黒を好んだ。

黒髪、黒の服、黒のネイル
まるでNANAを目指しているかのように。
それはそれできっと防具なのだろうな
と思いながら見ていたのだけど。

町のなかで、ふわふわした服を着る子を見るたび
SNSで各ブランドの新作を見るたび
コーディネートを見るたび思い出す。


現実的で、夢見がちで、乙女な女の子たちのこと

そんな女の子たちで溢れる町のこと

そんな女の子たちを男の子たちは
どんな目で見るのだろうか。
どんな風に思うのだろうか。
いつか、きいてみたい。

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