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僕、大学教員になりました

大学教員になりました。

最初にお知らせ

お知らせですが、個人事務所 [矢野デザイン] は9月に桑沢デザイン研究所時代の盟友(?)が帰郷し、また大手プラットフォーム企業に勤務する仲間が副業人材として加わりまして、僕達らしい緩やかなアライアンスの中で事業計画の策定からデザイン、DXの制作を進めることができるようになります。
案件をお待ちいただいている方、大変なご迷惑をおかけしておりますがもうしばらくお待ちくださいませ。

通称ヤノケン?

大学教員になりました

コンパクトで緑に囲まれた美しいキャンパスを持つ宮崎市の私立大学。ここで専任講師から教員生活のスタートです。

なんとなく大学教員のキャリアパスが頭の中に浮かんだのは2020年。かつてデザインを2年間教わった現・明治大学准教授の森川嘉一郎先生がOPAMで開催した「MANGA都市TOKYO」展を拝見した時。
(・・・この話は整理して別でまとめます)

さて、先が見えにくい時代に地方の小さな大学で学生が何を装備して社会に出ていくのか。最新の経営理論か、ウェブマーケティングか、MOSか、プログラミングか、デザイン思考か。
そこは当然僕の中にまだ答えはなく、だから、学生と一緒に僕も繰り返し手を使って'crafting'をしながら、その手の中で考えていきたいと思っています。

強い気持ち

僕は何よりも学生に幸せになって欲しいと思っています。
まず幸せな暮らしがあって、暮らしのために仕事がある。

だから学生には自己完結性が高く、ライフイベントの変化に応じて柔軟に、高い自立性を保ちながら仕事ができるスキルを身に着けてほしいと思っています。

一方で「実業化」が進む大学において学問とのバランスがどうあるべきか、これも正直、僕が語るような立場にありませんが、少なくとも数理データサイエンス系の科目を通じてFact findingの精神を身につけてほしいと思っています。

天気予報と占いは当たるか外れるかという観点では同じもののように感じるけれどその実は全く違う。天気予報はScience。占いは非科学だからインチキである、ハイ論破。それ本当?
自分の目で物事を見つめ、気付き、考えることができる学生になって欲しいと思います。

僕のスタイルとミッション

実務家教員として、教育と研究に資する範囲の中でスモールビジネスのコンサルティングを引き続き継続してまいります。
中小企業は国内の企業数の99.7%を、さらに小規模事業者は85%を占めています。
僕はこのスモールビジネスが大好きです。三度の飯と同じくらい好き。
多種多様で、その経営活動は個人の知恵と創意工夫の結晶で、それはひとつひとつが街の宝のような存在です。このスモールビジネスが街を彩り人々の暮らしをより豊かなものにしていると感じます。

事業者に対しては引き続きDXを始めとする経営の革新と再構築を。

そして学生には、

手を動かすこと = crafting をしながら、社会の中ですぐに役立つスキルを身につけることと同時に、数理データサイエンスを通じて真実を見つける力を与えることがこれからの僕の新しいミッションです。

時はいま2023年。真実は段々と勝利する。
正しく生きていますか?


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