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【2022年8月号後編】「あとで読む」を、ほんとうに読む。

最近、「あとで読もう」と思ってTwitterでブックマークしたコンテンツが大量に貯まってきた。面白そうな内容なのに、実際にはあとで読むこともなく、ただただお気に入りして終わる。
ということで、定期的に時間をとってまとめて読むことにしました。Webの積ん読解消企画、スタートです🏁

①プロトタイプに求める役割

プロトタイプがすぐつくれると便利だよな〜と思っていた矢先に見た記事。たしかに、と納得してしまった。「目に見えるものがあるから、完成しているように錯覚してしまう」というのは、今までに何回か経験があるかもしれない。プロトタイプとそれ以外に求める役割を明確にして進めるのが大事なんだろうな。

②組織成長基盤の構築の重要性

企業規模が大きくなればなるほど、簡単に陥ってしまう問題な気がする。スタンスもそうだが、その企業のカルチャーがどんどん薄まっていくことで、悪い意味で「変わってしまったな」と感じる変化なんだろうなと。

③何を提供したいのか、何を大事にしたいのかを明確にしながら、体験設計を組み立てる。

めちゃくちゃ面白い記事。「ゲームってここまで考えてつくられてるのか・・・」と驚いた。最近はスプラトゥーン3にハマっているので、スプラの設計について知れたのも学びになった。体験設計において、やはりゲームは宝の山だなぁ。

・教える事より体験してもらう事
・「こんなにたくさんの機能、覚えられないよ」→「こんなこともできるんだ!すごい」(短所を娯楽脳で長所に変える)
・わかりやすさと新鮮さのバランス(新鮮さを追求しすぎると、馴染みのないUIが出来上がり、ユーザーは「わかりにくい」という拒否反応を持つことがある)
・カーソルやボタンなど形のデザインは、言語化から始まっている
・通行の制限や監視という機能のUIではなく、ゲームにまつわる親子間の関係を「みまもり」としてデザインしていった。

④無料ツールを活用して、小さく回してみる。

個人的メモの場としてNotionをつかっているが、たしかにヘルプセンターに利用するのは良さそう(ドキュメント書きやすいので)

テンプレートや実例まであるので、作成コストも抑えられそうだし、分析ツール入れればPDCAも回せそう。低コストで導入できるというのはやっぱり強みだなぁ。

⑤共通認識を持つべき範囲を定義しながらシステムをつくる。

システムやレギュレーションをつくるときに「どこまで定義するのか」という厳密度を決めておくのは大事だなと思った。あとは細かいところだが、「言葉は正しく使おう」というのも納得。ドキュメントや会話の中で、言葉の定義がズレてしまうと、理解もズレてしまうので。

⑥より確度の高い仮説を抽出するために統計を学ぶ。

全9回の「文系マーケターのための統計入門」。初回だけでも分析に関するスタンス面での学びがあった。たしかに分析の主体(どうやって「仮説」を出していくか)は人間なので、統計を理解することで、より確度の高い仮説を抽出できるようになるかも。

科学的な分析技術だけで見えることもありますが、大抵の場合、どのデータを組み合わせて、何を変数にするかという仮説は、人間がイメージしながら立てていくものなんです。

⑦サービスの変遷と実体験を記録して考察する。

Google Mapsにレビューを投稿したことがない(見たことはあるが)ので、投稿する側の視点が知れて面白かった。考察内容も興味深いが、長い年数見続けてきたからこそのコンテンツの面白さもあったので、よく使うサービスの記録を残しておくのも良いかもしれないなと思った。

⑧各指標ごとのビジョンを添えて、進捗を可視化する。

指標にしているKPIを全部リアルタイムで公開。最初見たときは、「このデータ外部から見て大丈夫なのか・・・?」とシンプルに心配になった。

各指標ごとのビジョン(何を可視化するためのデータなのか)がコトバで添えられているのと、ひと目で分かるようなダッシュボードになっているのが特徴的。にしてもここまで公開するのは改めてすごいな・・・。

⑨分業による最適化で、自走する組織をつくる。

役割分担やKPI設定など、CSの中身が分かりやすく分解されているなぁと。同じ大きなミッションの実現に挑戦しつつ、各々の持ち場でバリューを発揮するような組織・仕組みにできていそう(各チームの取り組みもあとで読む)

⑩違和感と必然性を言語化して議論を進める。

ボタンカラーの変更における調整の話は、現場の裏話という感じがあって面白かった(そんなに全部はすんなり上手くいかないよなと)

「どう定義づけて落とし所を探るか」という部分は、実務を進めていく中で直面する課題だと思うので、きとんと違和感を必然性を言語化して議論を進めることが重要なんだろうなと。

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いろんな記事を読んでいく中で、専門性の高いプロフェッショナルな人ほど「ほんとうにこれでいいのか?」と前提から疑うような思考を持っているなぁと感じています。

原理原則は大事にしつつ、いつものやり方に固執しすぎず、目的から最適な方法を模索していける人でありたいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。サポートしていただいた分は、もっとたくさんの文章を書くための糧にいたします。