中国における 不正調査と内部統制システムの構築

日本では、ここ数年、上場会社の不正調査に関する公表事例が相次いでいます。そのうち、中国現地法人の不正に関する事例が少なからず見受けられます。また、日本でよく発生する不正のほとんどは中国でも発生しうると考えられます。他方、同じ類型の不正でも、中国で発生する場合は、中国的な特色が存在する事例が多く見受けられます。
不正を未然に防ぎ、又は不正が発生してしまった場合は、できる限りスピーディーに原因を発見し、対処するために中国現地法人においても内部統制システムを構築した上で、役職員に対して定期的な教育訓練を行うことが肝要です。
そこで、本セミナーでは、日中間で活躍中の中国弁護士が、実例を挙げて中国における不正の典型的なパターンを紹介します。また、実際に経験した不祥事対応や危機管理を踏まえて、中国における不正調査のプロセス及び留意点、並びに内部通報制度の構築についても解説致します。


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