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3ヶ月で医療通訳士1級に合格した勉強方法(2次試験編)

筆記試験編https://note.mu/yantian/n/n85f53aa299c0に続き、2次試験(面接試験)の勉強方法をご紹介したいと思います。

1次試験(筆記試験)を通過したら、次は2次試験です。協会からの合否に関するメールを受領後、2次試験の申し込みを行います。このタイミングで、協会のホームページに2次試験のテーマが発表されるので、テーマを確認し、そのテーマ内容に則した勉強を行います。私が受験した時は「乳がん」と「胃がん」がテーマでした。2次試験対策として、勉強したのは主に以下の内容です。

その一:それぞれの病気について詳しく勉強する

検査、病状、手術など試験テーマの病気について、中国語、日本語の両方で勉強し、専門用語をしっかりと頭に入れます。私は、単語帳を作って、毎日反復練習しました。

その二:視訳(見て訳す)の練習をする

ネットや本などから、会話例を探し、視訳の練習をします。以下は私が参考にしたサイトの一つです。

試験では、医師役の日本語を中国語に、患者役の中国語を日本語に訳す必要があるので、練習でも日本語と中国語をミックスした形式で、会話を訳す練習をします。

その三:ボイスレコーダーを使って、聴いて訳す練習をする

視訳がしっかりとできるようになったら、視訳の練習の時に準備した会話をボイスレコーダーなどで録音し(自分で医師と患者の二役をやる)、録音した内容を聴いて訳す練習をします。

ここで重要なのは、会話の最初から最後まで、録音を止めることなく通しで練習することです。うまく訳せなくても慌てることなく、落ち着いて通訳を続ける練習が必要だからです。

1級合格のためには、数字や体の部位を絶対に間違えてはいけないそうです。必要に応じてメモを取り、また試験本番では、自信がない時には聞き返し、しっかりと確認した上で、確実な通訳を行うようにしましょう。体重は日本と中国では単位が異なるため、斤をキロに、キロを斤を即座に変換できるようにしておきましょう。

通訳の経験が豊富な方は、これだけで十分かもしれませんが、緊張に弱かったり、通訳の経験が少ない人は、通訳の学校などに通って練習を重ねれば、さらに安心かもしれません。

私は当時住んでいた福岡で、こちらの学校に通いました。2次試験までの間に受けた授業期間は確か2ヶ月半くらいでしたが、自分でできる練習には限りがあるので、緊張感のある中で練習できてよかったなと思っています。

以上、私の勉強方法をご紹介しました。





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