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【身体学】ガニ股・O脚は重心位置のズレが原因だ!合理的な体軸姿勢と立ち方で昔の女性は強かった!

女性が男性よりもか弱いというのは一般常識だけど、最近は筋トレで鍛え上げた肉体自慢のムキムキバッキバキのマッスル女子も増えましたねぇ。

テレビでもよく見かけるけど、お尻(美尻)にこだわって質感たっぷりのヒップを手に入れようとお尻専門のパーソナルジムに通う女性もいるようですね?

好みとしては、あんまりパツパツすぎるヒップというのは敬遠したいところだけど、ご本人にしたらブラジリアン並みの爆発しような肉塊・・・・・・ヒップに憧れるんでしょうな。

あんなお尻で顔面をふさいで欲しいと密かに考える輩もいるだろうから、まぁそれはそれでいいのだろうけどね。

そんな筋肉モリモリのマッチョな女性のことより、現代の男性の軟弱さが気になっているんだけど、脂肪で外見だけはそこそこ逞しそうに見えても、裸になると貧相な肉体という御仁は多いと思うのよ。

これって不規則な食生活や職場や家庭でのストレスまみれで、こうなっちゃったってのもあるかも知れないが、便利すぎる社会がもたらした弊害かも知れない。

昔の人の身体能力は凄かった!

それに比べて車や鉄道、バスなどの交通機関が発達していない昔の人は、すべてが歩きの基本行動になっていたから足腰の強さが段違いだったんだろうと思われる証拠も残されている。

また畑仕事などの農作業も機械化されていないから、人が耕したり収穫したりと、ほとんどの力仕事を人力に頼っていたのも強い身体であった要因だろうね。

山形県の資料館だったと記憶しているけど、明治か大正の頃に女性が米俵を5俵も背負っている写真が残されているんだけど、この写真を見ると女性でもここまでの重さを担げることに驚いてしまう。

それも二人の女性が苦しげな様子でもなく、平然と米俵を背負ってカメラ目線で写っているのが、貴重な資料として残されて展示されているんですよ。

これって凄いことですよね?
だって米俵1俵の重さは約60㎏あるんですよ。昔は大人が一人で持てる重さということで米俵1俵の大きさを決めていたようですが、この米俵を担げると大人として一人前だと見なされたようなんですね。

馬の背中には振り分けにして2俵を乗せて運んだんですが、2俵で120㎏を馬が運ぶのに、女性二人はなんと5俵で300㎏を担いでいるという・・・凄い。

実際には担いだ状態でどこまで運べるか、ということになると事情は変わってくるわけですが、それにしてもすごいでしょ?

身体の使い方が悪いとガニマタやO脚になる!

実はこれを可能にしているのが、身体の使い方なんですね。中心軸の通った無駄のない歪みもない骨格で立つことができているから、できる芸当なわけですよ。

人は二本足で立つわけですが、自然に立ったときに重心を骨格に沿って受け止めると、重力が関節部分で横に逃げようとする力も生じないので、骨格を強固な支えにすることが可能になるわけですね。

日本の女性に(男性もそうですが)多いのが脚部のメインとなる脛骨(けいこつ)で立つべきところを、外側にある腓骨(ひこつ)で立ったり歩いたりしている人がよくいるんですが、これがガニマタやO脚の原因だったりしますね。

太くて頑丈な脛骨に比べると外側にある腓骨の太さは、4分の1から5分の1くらいしかないのです。その腓骨側に重心を置いた立ち方や歩き方をするから弱い腓骨を護るために周りの筋肉が補強することになるわけですね。

本来は重さを支えるための脛骨が、足先の向きや回転などの動きを担っている腓骨に頼った重心位置のままで生活していると、脛骨は自分の役割を果たさなくなり使えない骨になってしまうわけです。

一方で腓骨のほうは、働かない脛骨の代わりに固めた筋肉に助けられながらますます余計な発達をして、外側の筋肉を頼る姿勢になるんですね。
これがガニ股O脚の原因になっているわけです。

そこで日本人に多いガニ股・O脚の修正法を、お家で簡単に実践するための記事をまとめてみました。

ガニマタやO脚を修正するには?

ガニマタやO脚になっちゃっている人は、どうすれば直せるのか?
そのことを解説します。

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