味噌汁のような、文章術の本
メーカーの、取扱説明書を作成する部署で働き始めた頃、どのように文章を組み立てるべきか、その方法が全く思い浮かばず、1つの段落を書くのに、数時間かかっていました。机に向かっても、全く言葉が思い浮かびませんでした。本が友だちで、ひたすら本を読んできたというのに、です。本当に困りました。会社の机で、文字通り、頭を抱える日々でした。
その時に出逢ったのが、この本です。
文章を紡いでいくことのきらめき、そしてライブ感を伝えてくれる本です。みずみずしい、人間らしい指南書です。
著者は、朝日新聞「天声人語」の元担当者、辰濃和男さん。
この本は、小手先の技術ではなく、書き手とはどうあるべきか、「書き手の心のあり方」に焦点を当てています。一般的な文章術の本とは違って、しみじみと心に沁みわたっていく、まるで味噌汁のような指南書です。そのため、暗記が苦手な私でも、この本においては、無理なく、本の内容をごくごくと飲み込んで、吸収していっているような気持ちになれました。
以下、抜粋です。
おすすめの曲
桜流し/宇多田ヒカル
会えなくなった大切な人たちへ。
終盤の歌詞です。
「Everybody finds love
In the end
(誰しも、最期には愛へと辿り着く ネロリ訳)
もう二度と会えないなんて信じられない
まだ何も伝えてない
まだ何も伝えてない
開いたばかりの花が散るのを
見ていた木立の遣る瀬無きかな
どんなに怖くたって目を逸らさないよ
全ての終わりに愛があるなら」
いつか、桜を見に行ける日が訪れますように。
真夏の通り雨/宇多田ヒカル
カナリヤ君へ。
「あなたに思い馳せる時
今あなたに聞きたいことがいっぱい
溢れて 溢れて
木々が芽吹く 月日巡る
変わらない気持ちを伝えたい
自由になる自由がある
立ち尽くす 見送りびとの影
思い出たちがふいに私を
乱暴に掴んで離さない
愛してます 尚も深く
降り止まぬ 真夏の通り雨」
夢の中では、人が大勢いるビルの中でも、全然枠臭がしないので、「あれ? なんでだろう?」と不思議に思い、辺りを見渡します。でもすぐに、「あ、そっか。夢の中だからか……」と気づきます。こうして寝ているときにだけでも、出かけることができると、少しだけ気分転換になります。
小さい頃は、M製菓の「カール」が大好きで、死ぬ前の食事は「カールがいい!」と思っていたほどでした。昔はチョコレートも、M製菓と決めていました。でも、もう二度と買うことはないと思います。
カナリヤ/GLAY
「愛称(なまえ)を呼べば 今でも君があの場所で泣き笑いしてる
そんな気がする夜は そっと瞳をとじる」
中学時代、クラスに、糖尿病の女の子がいました。ほぼ毎日学校へ通っていて、お菓子も食べていて、はたから見たら「普通の子」に見えました(本当は、体が辛かったのかもしれません)。その子は、体育の授業と、体育祭を免除されていました。
体育やスポーツを、観るのもやるのも嫌いな私は、その子のことが、とてもうらやましかったです。
その子は、いつも不機嫌で、私に当たっていました。私に当たることで、ストレスを解消している、という雰囲気でした。
「なんで、そんなことをするんだろう(していたんだろう)? 病気だからといって、人に当たることはないじゃん」と、これまでずっと疑問に思っていました。学校の先生に訴えたこともありましたが、先生からは納得のいく回答は得られませんでした。
それが、シェを受けるようになって、自由に出歩くことができない生活を送るようになってから、ようやく、その子の気持ちが分かるようになりました。その子はただ、「普通の生活がしたかったんだ……」と。そして、健康体で、普通の生活を送ることができている私のことが(いじめられっ子ではありましたが)、心底うらやましかったのだと。約30年たって、ようやく理解することができました(実際には、理解できていないのかもしれませんが)。
「人は何かをなくして初めて、それまで持っていたものの価値を知る」とはよく言いますが、本当にそうだな、と今、実感しています。
制限のある生活の中でも、楽しみを見つけていかないと、時間が過ぎ去っていくばかりなので、いじけてばかりはいられません(時々いじけるけど)。
難しいことではありますが、今の状況の理不尽さを、どうにかこうにか自分自身の中で消化していって、何かしら良い方向へと昇華させていきたいです。
こうした厳しい状況の中でも、これまでに出会ってきた仲間のことに思いを馳せると、「一人じゃないんだ」と思えます。
おまけ
~ ここまでお読みくださった心優しいみなさまへ ~
お忙しい中、お読みくださりありがとうございます!\(^ ^)/
大変なときに、役立つかもしれない情報のプレゼントです。
歯や歯茎が痛いとき、プロポリスをなめると、痛みが引くことがあります。
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【ご注意】
1歳未満の乳児と喘息の方はご遠慮ください。
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