ローカルであることの豊かさについて考える
こんにちは!安永翔太です。
最近は、遠方のアウトドアに出掛けることがめっきり減り、逆に近場の山や川での遊びが増えたことで、今まで注目することがなかった地元の自然や文化が面白く感じ始めています。
ハッピーハイカーズ豊嶋さんのポッドキャスト
そんな中、九州を中心としたハイカーコミュニティ「HAPPY HIKERS」の豊嶋秀樹さんが、こちらのポッドキャストで「ローカル」について、こんな風に語っていました。
以下、抜粋です。
僕は、豊嶋さんほどたくさんの地域に行った訳ではないのですが、似たようなことを考えていたので、とても腑に落ちたわけです。
とは言え、僕もこう思うようになったのはつい最近のことです。
ローカルと言える場所がなかった頃
僕は地元に帰ってくるまで、数年おきに地域を転々としていたこともあり、ここが僕のローカルだ、と胸を張って言える場所がありませんでした。
ちなみに僕が住んでいた地域は、そこそこ有名なアウトドアフィールドを有する地域でした。国立公園の鳥取大山、日本屈指の激流の四国吉野川などです。
今挙げたような地域には、その地域の魅力に惹かれて移住してくる人達がいます。
地元の人はもちろん、移住して住み着いた人がその地の「ローカル」と呼ばれ、その地の自然での遊び方にも精通していて、それがとてもカッコ良く見えるわけです。
僕はそんな人々に憧れてきたし、反面、僕は彼らのようなローカルには一生なれないのだろうな、という思いもありました。
地元では満足にアウトドアできないという思い込み
僕の地元は福岡県南部、南筑後と言われるエリアです。7年前にUターンして帰ってきた僕の、地元に対する印象はこんな感じでした。
"田舎だから自然はある。だけど、アウトドア遊びできるフィールドが何ひとつない。
リバーカヤック、サーフィン、登山…何をやるにしても、地元から離れ高速で1時間以上は走らないとできない…"
要は、自分がこれまでやってきたアウトドアアクティビティをこれまでと同じ遊び方でできるかどうか、でしか地元を評価していなかったのです。
例えば、リバーカヤックするためには激しい急流がないと満足できない、波がない海に行ってもサーフィンできないから面白くない….などと考えていたのです。
今振り返ると、当時の自分は「自然で遊ぶ」ということに対して、とても視野が狭かったと思います。
子どもと遊ぶことで地元の良さに気付く
そんな僕の地元に対するイメージを変えてくれたのが、4年前に生まれた息子でした。
息子が生まれたことをきっかけに、僕は子どもと一緒にできるアウトドアを模索していくことを決意。自宅から車で30分以内で遊べるフィールドを探し始めました。
※当時の葛藤や考え方の変化は、以前noteに書いてますので、もし興味ある方は是非読んでいただけると嬉しいです。
子どもが2歳くらいの頃から本格的に遊びはじめ、現在は4歳。
この2年間、地元で見つけたフィールドを挙げると
水質・水温ともに良く遊びやすい川(星野川・横山川)
本格的な登山道だけど30分で登頂できる山(清水山)
焚き火もキャンプもできる無料のキャンプ場(矢部川河川敷)
などなど、実際に遊んでみると、自宅から車で30圏内に面白い場所が結構あるんです。
地元に誇りを持てるまでになってきた
さらに、地元の魅力に気付けたのは、自然やアウトドアフィールドだけではありませんでした。
福岡県八女市は、お茶の産地。市内にたくさんのお茶屋さんがあり、川で遊んだ帰りにお茶屋さんに寄り、お茶や甘味で一服…。これがまた贅沢で楽しいんです。
地元に住む僕たちが、地元の自然で遊び、地域ならではの文化を好きになる。
そうして、地域の自然や文化を誇りに思えるようになることで、新しい文化や地域の楽しみ方が生まれてくるんじゃないかな、と思い始めています。
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今回は以上です。
これからも、もっと地元の自然に関わる時間を増やし、自分なりに地域との関係を深めていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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