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早起きして日の出を浴びる効用 幸せホルモン「セロトニン」たち

私の暮らす大阪泉州地域では、今年の夏至である6月21日の日の出時刻は4時47分だった。それがだんじり祭りを控えた9月15日、2ヶ月弱がすぎて5時42分になった。毎日1分強ずつ日の出が遅くなっていることにあらためて気づく。

そもそもどの季節でも、日の出は気持ちのいいものだ。これには明確な根拠がある。私たちは誰しも幸せになりたいと思うが、そもそも幸せとは感じるものなのだ。それも、脳内で。

以下は、樺沢紫苑さんの著書「精神科医がみつけた3つの幸福」よりの要約による。

太陽光を浴びると、脳内に幸せホルモンであるセロトニンが分泌される。ここにリズミカルな運動が加わるとさらに分泌が促進される。数ある脳内ホルモンのなかでも、セロトニンは肉体の健康そのものを司っている。早起きは三文の得どころか、人間のからだのプライスレスな働きがそうさせている。

幸せホルモン、その2はオキシトシン。これはストレス軽減。不安や心配を緩和する。人と集まったり、スキンシップを図ったりするなかで分泌される。オキシトシンの分泌は、さらにセロトニンの分泌を促し、相互に作用することが知られている。

一般的によく知られているドーパミンは、目標達成や人に褒められた時に分泌され、それを再現したい欲求を誘発するが、これ単体では中毒性や燃え尽き症候群などの副作用の恐れがある。

即効性や体感のわかりやすいドーパミン的幸福は、オキシトシンやセロトニンの土台があってこそ健全に作用するとも言い換えられる。


要するに、朝早く起きて体を動かし、人と触れあってポジティブのエネルギーを交換することを習慣づける。これこそが、誰でも実践可能な、幸せを体感する道筋なのだとしたら、そんな風に生きてみるのもいいものだ。

9月後半にさしかかっても、日の出の時刻は毎日1分ずつ、遅くなっていくんだろうしね。

今の自分の習慣に照らすと、日の出が待ち遠しい朝が始まることになる。自分の体内時計は、ここのところ24時間で刻んだ針の動きと連動してるようだから。

いずれにせよ、早起きで得を求めるより、徳が積める時間を楽しみたいものだ。脳内で、幸せホルモンよ、湧いておいで!


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