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6歳のプライド〜「邪魔してるんじゃなくて手伝ってあげてるんだよ」

取材もさせていただいた、大好きなお店ASAKARA GOOD STOREさんで、

ファーマーズマーケットがある、というので娘さんとお出かけ。

https://note.mu/yasmin22/n/n348f82440f11

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着くなり娘さんは、金魚すくいならぬ”野菜すくい”を発見。

小さなナスやミニトマト、ラディッシュなどなど、

夏野菜が、金魚のごとく泳いでいる。


センスの良い人は、発想力も素敵なんだな、と、

野菜すくいを企画した、お店のセンスに関心しつつ、

これ絶対やりたい!と意気込む娘さんは、野菜すくいに挑戦。

ミニナスは重いので、軽いシシトウ辺りを狙い、たくさんGET。

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戦利品は、シシトウ、ミョウガ、スダチ、ラディッシュ、

赤ピーマン、ミニトマト。

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帰りの電車で「今日は私の(収穫した)野菜があるから、私がお料理してあげる!」と宣言し、

お野菜たちを洗ったり、切ったり。

ピーマンとシシトウ、ラディッシュとトマトはグリルすることに。

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お塩やコショウ、ハーブやスパイスをふりかけて、

野菜の重ね煮を少し加え、マヨネーズをかける。

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ヘルシオのトースターで、8分。こんがり焼く。

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出来上がり!

もう1品は、スダチとミョウガと淡路島で買ってきたシラスを和える。

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ミョウガとか、食べたこと無いのに、大丈夫かな、と思ったけれど、

自分で”収穫したお野菜”と自分で作ったお料理なので、

私の食べる分が少なかったほど、

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独り占めして食べていた。


そして、食後にドヤ顔の娘から言われた言葉。

「ママ、今日のごはんどうやった?」と。

美味しいと答えると、

「やろ?私も上手やと思うねん。だから、さっき言ったみたいに、

これから私が作ってあげるで。」と、

嬉しいけれど、複雑な宣言(後片付けとか、娘が出来るように整えるのも大変やけどな…)をする。


そういえば、2歳か3歳かの時、家事かお料理の時、娘が手を出してきたので、

「邪魔せんとあっちで遊んでて!」と、余裕無く言った私の言葉に反論し、

「にーたん(自分のこと)は、邪魔してない!お手伝いしてる!」とすごく怒りながら言ってきたことがあった。

「はー。でもね…。」と戸惑いながら、
シングルママとしては駆け出しで、必死な時期でもあったから、生活に少しの余裕も無かったけれど、

その小さな体に抱えた大きなプライドは、大変だけど大切にしたいな、と思った。

娘が出来ること、触っても安全なものに対しては、

出来る限り娘に、”助けて”もらって、

(後片付けは私がするんだけれど)

”こんなこと出来てすごいね。ありがとう。”と伝えるようにしていた。


なので、”お料理を作ってあげる”という、今回の上から目線の発言に、

「もしかして、ママを助けようと思って言ってくれてるの?小さい時も邪魔じゃなくてお手伝いしてるって言ってくれたやん?」と聞くと、

「そやで。ママ、お仕事もしてるから、お料理大変って言ってたやん。」と娘さん。

今回のお料理も、塩をふるとか、ハーブをササッと私が足したりしてると、

「やめて!ママは何もせんといて!私が全部するんやから!」と、

少々散らかしながら、全ての工程をやってくれた。


娘はよく「ママを助けるために生まれてきた。」ともいう。

これはもう、胎内記憶の研究をされている医師池川明先生のエピソードによく出てくるような話。


今まで伝えられなかっただけで、

いろんな想いや意志が、小さな娘にもあったんだろう。


もう生きるのに必死過ぎて、それを全て受け止められたかどうかは、

全く自信が無いけれど、

言葉を少しづつ覚えて、出来ることも増え、これからそういう想いを、

どんどん伝えてくれるんだろう。


私の気性の激しさ故に、振り回してしまうのは、

どうしようも無いところはあるし、

アレルギー体質を引き継いでしまったから、

いろんな食生活の不便はこれからも続くと思う。

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でも、敏感で繊細な体質だからこそ、素材の良さはちゃんと感じ取れる。

こういう、本物の素材を手間暇かけて作っているお店を、

体験と共に伝えてあげることは出来る。

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娘さん、今日も本当に美味しかったね。また一緒に行こう。

そして、ママのお野菜好き、お料理好きを受け継いで、

大きくなってね。

それまで、お手伝いでママを”助けて”ください。

いつも、助けてくれて、ありがとう。

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ママは、娘さんが出来る美味しいレシピを考えて、

こっそり後片付けも頑張ろう。

いつも応援ありがとうございます♡