Yasuhiro Matsumoto

都市計画・都市デザインを学ぶ 大学院生 #都市, #まちあるき, #食, #都市×○○…

Yasuhiro Matsumoto

都市計画・都市デザインを学ぶ 大学院生 #都市, #まちあるき, #食, #都市×○○ Instagram https://www.instagram.com/_yassu_1224/

マガジン

  • 「いち」

    一日一分くらいで読めるくらいで読める記事をその日の出来事やニュースを引用しながら、「1」がつくどこかの時間で投稿するマガジン。 テーマは、都市計画や都市デザインに関心があるのでそれらに絡ませながら。 関係ない記事も上げるかも。

  • TOGETEN(都市はゲリラな展覧会)

    都市と一見関係ないように思ってしまうコトと都市が相まって生まれるランドスケープをみるのが好きだ。それは、なぜかアーティストが作り出す「作品」に近い気がする。また、それは同じ場所を訪れたとしても、時間や気温、そこにいる生き物や建っている建物などによって、変化していき、よくもわるくも更新・後退が繰り返されていく。これが、おそらく、まちの「ストーリー・物語」と言われるものである。私たちは旅をする際、アーティストの展覧会で作品を見て回り、写真を撮ったり、作者と話をし、思い出の品として作品を購入するように、そのまちのストーリーの断片を写真や土産品を使い、心の中に残していく。  そして、このnoteやZINEでは、Anhongが訪れ、見て聞いて感じたまちのストーリーを備忘録的に紹介する。この活動が、みなさんの都市やまちを捉え方を一つでも増やすことにつながれば幸いである。

最近の記事

人間の本能を否定せず、矛盾の中を進むー「燃えるドレスを紡いで」を見てー

 今回は、初めて映画レビュー的なことをしてみようと思う。今回見た映画は、パリ・オートクチュールに参加する日本唯一のデザイナーYUIMA NAKASATO代表の中里唯馬のドキュメンタリーである。2023年1月に開催されたパリオートクチュールでの披露に至るまでの、ファッション業界が抱える矛盾との葛藤とその先に見出したファッションデザイナーとしての仮説を導くまでの過程を追った。  私は、この映画にファッション業界への「絶望」とファッションデザイナーとしての「作る行為」への微かな希

    • 湖南エリア民ノスタルジック

      本日紹介するものはこちら宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りに行く」「成瀬は信じた道をいく」の2冊。  この小説は、滋賀県大津市膳所ときめき坂エリア出身の成瀬あかりという一風変わった主人公が小学生から大学に進学するまでを周囲の同級生や大人、友人などの視点から描く作品である。この本の感想や口コミでは、「成瀬の生き方・価値観かっこいい!!」「こんな人がいてくれたらな〜」という声が多い。私もそう思った一人であり、胸が温かくなり、どこかハッとさせられるような成瀬に興味引かれる。  しか

      • TOGETEN #5 健康と台北①(Healthy and Taipei①)

        場所を少し変え、台北の中でも、歴史的なまちなみが残り続けているといわれる迪化街(ディーホアジェ、旧名大稻埕)の話をしたい。  この地域は、台湾が日本統治下の時代に、日本本土へ台湾製の製品を輸出するための貿易港として発展した町であった。また、台北でも商業地の中心として一定期間栄えた中心地であった。しかし、1960年代の商業的中心の東側への移行を経て、旧市街となり、今でもその街並みはその歴史性が評価され、残り続けている。   そして、この地域で有名なのが「お茶」と「香辛料」。

        • TOGETEN#4 安心と台北②(Safeness and Taipei②)

           窓に着目したなら、次は入口にも目を向けてみよう、最初はそう思わなわなかった。しかし、この台湾視察を契機に仲良くなった方(Sさん)と話していると、台湾のエントランス事情について教えてくれた。  それは、多くの台湾の公共施設の入り口は、3つの入り口があるものが多いということだ。  確かに、郵便局、国立大学など、公共的な建物には、大きさが同じ入り口が3つ並列で並んでいることが確認できた。そして、その理由は、意外なもので、「お寺」だった。  台湾のお寺において、3つの入り口に

        人間の本能を否定せず、矛盾の中を進むー「燃えるドレスを紡いで」を見てー

        マガジン

        • 「いち」
          1本
        • TOGETEN(都市はゲリラな展覧会)
          6本

        記事

          TOGETEN #3 安心と台北①(Safeness and Taipei)

          安心と台北  騎楼で暑さを遮り、バイクのエンジン音と排気ガスに飲まれながら、台北を歩く中、目に映ったのが、格子だらけの建物たち。どの建物にも、まるで檻のような格子がつけられている。それは、一般的な窓に限らず、トイレやお風呂にある小さな窓から、キッチンの換気扇の排気口にまで、いたる窓に取り付けてあった。 これは、鉄窓花(てっそうか)と呼ばれるものだそう。鉄窓花がつけられた理由は、第一に「防犯」であった。台北の住宅地では空き巣の被害が多く、ベランダの塀や屋上、下水管などあらゆる

          TOGETEN #3 安心と台北①(Safeness and Taipei)

          TOGETEN in Taipei #2 暑さと台北②(Hotness and Taipei)

          暑さと台北②  そして、台北に到着し、2つ目に感じたのは「バイク多い」であった。みなさんの中でも、台北にバイク文化が根付いていることを知っている人は多いかもしれない。ちなみに、日本のバイク保有率は、1台あたり12人(2019)。しかし、台湾は、1台当たり1.67人(2019)と一人1台、なんなら一人2台持っているのが当たり前の社会である。  私が撮った数々の写真の中にも、大量のバイクがいたるところに移り込んでいる。  しかし、それがなぜかと考えた人は少ないのではないか。

          TOGETEN in Taipei #2 暑さと台北②(Hotness and Taipei)

          TOGETEN in Taipei #1 暑さと台北①(Hotness and Taipei①)

          TOGETEN in TaipeiスタートですTOGETENの最初の舞台は、台北です。 台北のTOGETENでは、○○(都市と一見関わりが見えにくいもの)×台北でご紹介していきます。 暑さと台北 ① まず、台北に到着し、感じたのが「暑い」だ。台北は、6月になってすぐだが、30℃を超える猛暑日が続き、視察中も汗でクタクタで溶けそうだった。そして、台北視察の間、私が暑さから逃れるときに助けになったのが「騎楼(きろう)」である。  騎楼は、大き目な道路に面している建物の一階部分

          TOGETEN in Taipei #1 暑さと台北①(Hotness and Taipei①)

          TOGETEN(都市はゲリラな展覧会) を始めます We started TOGETEN.

          みなさん、こんにちは、Anhongです。今まで、大学学部生・大学院生(現役)で、都市・まちについて学ぶ中で、いろいろな都市・まちを歩いてきました。そして、この経験を忘れないようにも、またほかの人にも伝えられるようにも、文章として残したいなと思い、noteを始めます。 TOGETENとは名前は、いろいろ考えたのですが、「TOGETEN(都市はゲリラな展覧会)」です。 これからの予定これからは、まず、6月頭に1週間滞在した「台北」で感じたストーリーを紹介します。また、その後は

          TOGETEN(都市はゲリラな展覧会) を始めます We started TOGETEN.