家族の在り方 vol.4
妻に「これ読んで」と言われて、読み始めた本です。家族について、改めて考えたことについてまとめていきます。
日本の家族は疲れている
子育てをしていると、心も体も疲れてしまうことがたくさんあります。
1日の時系列で考えてみると
子供の朝食の準備
子供の着替え
トイレトレーニング(失敗したらその処理も)
おむつ替え
子供と一緒に遊ぶ
昼食の準備
お昼寝の寝かしつけ(素直に寝ないことが多々)
おやつの準備
子供と一緒に遊ぶ
夕食の準備
お風呂に入れる
歯磨き
寝かしつけ
散らかった部屋の掃除
子供に直接関係することで、ざっと思いついただけでたくさんあります。
さらに、子供に直接関わらない家事は
家の掃除
洗濯
大人の食事の準備
洗い物
などが思い浮かびました。細かいところでいえば、やっていることはもっとたくさんあるはずです。
僕の家庭では、ほとんど妻が家事、育児をしています。
もちろん、休みの日は子供と一緒に過ごして、遊んだり、オムツを替えたり、掃除や食事の準備をしたりはしています。
けれど、妻が大変な思いをしていることは肌で感じています。
なぜ子育てが大変なのか。
それは日本の「育児の当たり前」がたくさんあるからです。
食事は手作りがいい。
母乳育児がいい。
寝るときは家族全員で寝たほうがいい。
母親は家にいた方がいい。
これって本当でしょうか?
もちろん、根拠はたくさんあると思います。
今までの日本の家庭はこれが当たり前でしたし。
そして、もちろん我が家も、例に漏れず「当たり前を当たり前」やってきたのです。
けれど、ワンオペで全ての家事育児をこなしていくことは本当に大変です。
私の妻も一時期疲れて、子供に対してもイライラして、せっかく作ったご飯も食べなくて悲しくなり、可愛い息子たちが可愛くないと思えたくらい辛い思いをしていました。
どのご家庭でも同じ状況になりうるのだと思います。
そして、その状況は絶対に打破しなくてはいけません。
自由がある、「疲れない家族」を目指さないといけないのです。
物理的に楽をする
今、世の中ではたくさんの便利グッズが増えてきています。
育児グッズでは、ハンズフリー授乳クッション、液体ミルク、ベビーフード、ベビーモニターなど、痒いところに手が届くものが出ています。
家電では、時短調理器、ウォーターサーバー、食洗機、ロボット掃除機、洗濯乾燥機(乾燥機付き洗濯機とは違います。興味がある方は調べてみてください。)など。
サービスでは、食材&お弁当宅配、出張産後ケアサービス、宅配洗濯代行、パパの育休などがあります。
つまり、自分達が楽する(合理化)ために、工夫をしていくのです。
外注をするのです。
「そんなことしたら、子供に悪い影響がある。」
「そんな楽ばかりしていたら、子供のためにならない。」
「親なんだから、しっかりとやらなくてはいけないのだ。」
このような外野の声が聞こえてきそうですが、そんなことどうでもいいのです。
疲弊してイライラしているママと一緒にいる子供と楽はしているけど、楽しそうに家事をしているママと一緒に過ごす子供、どちらが幸せだと思いますか?
私は後者だと思います。
育児をしているママやパパがイライラしている方が子供に悪影響があるのです。
だから、楽をすべきところは、楽をした方がいいのです。
それが、家族の幸せにつながるのです。
育児をしていくことで1番大切なこと
便利なグッズを使うことで合理化された生活を営むことは子育てでとても重要です。
しかし、何よりも大切にしなくてはいけないことは、パートナーとの対話です。
つまり、夫婦間で話し合うことが大切なのです。
上記にもありますが、家事育児は母親(女性)がやるべきだと思っている家庭が多くあります。
しかし、家事が苦手な女性もいますし、逆に家事が得意な男性もいます。
細かく言えば、僕は料理はできますし、掃除(掃除機をかける程度)は苦ではありません。
けれど、洗濯はやりたくない。
夫婦間でしっかりと話し合うことが大切なのです。
全部母親がやるのではなく、できる方(得意な方)をやっていけばいいのです。
そうすることで、お互い感謝することができ、自分が必要とされている、家庭で役に立つことができるという自己肯定感も高まり、家庭内が幸せになるのです。
著書に書いてある「疲れない家族」はどの家庭も夫婦で思いを話し合っています。
僕の家庭でも思ったことは伝え合って、その都度話し合っています。そうすることで、「疲れない家族」が少しずつ実現しています。
子育ては1人ではできません。それほど大変な仕事なのです。
だからこそ、辛い時は辛いと伝え、お互い頼りあい、自分の思いを伝え合うことが大切なのです。
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