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この記事は、2015年9月と10月に記したものを一部改稿して、「自然との邂逅の旅 「Being SOLO」の体験をふりかえる」の詳細としてまとめたものです。

1.Being SOLO とは

~ 自然の中でひとりで過ごす内省の時間~

人工のキャンプ場ではない自然の中で、視界に他の人がいない場所で、一人でソロ・キャンプをする。
自分と向き合い、自分を見つめるビジョン・クエストのような企画。


2010年に「シンクロニシティ~未来をつくるリーダーシップ」(ジョセフ・ジャウォスキー著、日本語版監修:金井壽宏)を読んで、個人的にもとても気になっていた取り組み。

アマゾンの先住民に関わり、アフリカを巡ってこられた佐々木薫さんらのオリジナル・プログラムで、2014年に奥多摩(山梨県小菅村)での開催時に初めて参加しました。

今回(2015年)は、阿蘇の外輪山の北側に位置する熊本県南小国町で、橋本哲典さん(哲ちゃん)が所有される山林を使わせていただいての実施となりました。

野外教育でもアウトドアでもなく、自然に癒されるために行くのでもない。
ことばを使ったワークショップでもない、まったく新しい体験の場。

  • 境界線を超える・怖れと向き合う

  • 五感を開く・場に身を委ねる

  • 自分の中の「静かな場所」をみつける

  • 外部(自然)とつながる、内部(自分)とつながる

  • 「その先の」リーダーシップ

このような内省の取り組みは、ジョセフ・ジャウォースキーの『源泉』や『出現する未来』(ピーター・センゲ他)でも取りあげられていて、海外では企業研修にも取り入れられているそうです。
イノベーティブでクリエイティブな未来を創り出すには、「ありのままに物事をみつめる」姿勢が不可欠だからなのでしょう。

「暗黙知」を持つ自然や私たちの「身体」が、大きなヒントを与えてくれて、これまでにない深い洞察や新たな気づきにつながっていくことの多い時間になっています。

2.事前準備の段階の当時のメモ

2015年9月28日
そろそろとBeing SOLOの準備に取り掛かっています。
 
前年(2014年)の参加の時には、いろんなことを感じ、気づきがありました。
 
その中でも強烈だったことの1つは・・・「風や雨、草木、鳥、虫…自然はあたかも1つの生き物のようにすべて繋がっていて、ヒトだけがそのループから外れていること」を痛感しました!
それ以降、自然への目線が変わった気がしています。
 
今年(2015年)の参加もとても楽しみでワクワクしてますが、今回は準備のお手伝いもあります。
 
キャンプ場や公園と違って水道設備などもないので、飲料水や食べものの手配まで細々した準備が必要になりそうです。
「自然の中で『生』をつなぐこと」に向き合っている感じがします。
 
人それぞれの内面のタイミングがあるのでしょうが、昨年、どうしても体験したくて、奥多摩(東京)まで行った自分のことを考えると、個人的には九州での開催はとても貴重な機会に思えています。
 
何を得ることができるかは本人次第でしょうが、"Who am I ?"「私」という存在に向き合うにはとてもいい機会になることと思っています。 


3.2015年南小国でのBeing SOLOの大まかな流れ

【1日目】
 南小国の役場前に集合 → 現地移動 → 各自でテント設営
 → オリエンテーション&ガイダンス&業務連絡 → 各自テントへ戻る

【2日目】
 午前と午後の2回、生存報告に「本部」に行って記録する以外はフリー

 たまに遠くに人の姿を目撃する程度。そういうときは、極力接することがないように、動線を変える。したがって、人との接点はほとんどなく、喋ることはない。

※「本部」:樹木の幹にブルーシートを張って設けた参加者の集合場所、オリエンテーションや終了時の振り返りダイアローグを行う。
軽食や飲料も用意されていて、他の人と接触しないことを前提に、自由に取りに行くこともできる。
 
【3日目】
 テントを撤収、各自荷物を片付けて「本部」に集合
 → 朝食と振り返りダイアローグ →「本部」撤収

2.◆◆ Being SOLO in Kyushu 2015 (前編) ◆◆ へ続く


自然との邂逅の旅 「Being SOLO」の体験をふりかえる
1.Being SOLOとは
2.◆◆ Being SOLO in Kyushu 2015 (前編) ◆◆
3.◆◆ Being SOLO in Kyushu 2015 (後編) ◆◆

#BeingSOLO


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