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テレビを処分する前の憤りを綴っていたポエムを晒します|忌野清志郎に手を合わせながら

大学生3年から一人暮らしを初めて、
生きるのに必死で、
人としてのあり方とか、
人生の意味について考えるのを後回しにしていました。

苦労話がしたいのではなくて、
一人暮らしを初めて、
生き残りをかけた生活をしていた時期の、
ポエム的なものが見つかったので、
晒してみようと思ったのです。

これを書いた頃は、
忌野清志郎さんの追悼特番が放送されていた時期。
当時、セブンイレブンでデイドリームビリーバーが流れていたりして、
意識せずとも、彼の存在を感じていた。
自分なりにRCサクセションの曲を漁ったり、
過去の曲を聴いて、カッコいいなぁ!この人!と、
思っていた頃でした。

自分で名曲を探す楽しさもあるけど、
こんなにカッコいいんだから、
もっとメディアに取り上げられて良いはず!
でも、なかなかテレビで取り上げられないなぁ…。
と、不満を募らせていました。

亡くなってから、手のひらを返す様に、
追悼特番でめちゃくちゃ露出するようになったんです。
本人はもう、この世にいないのに。
そんな時に書いたポエム的なものが残っていたので晒します。


日食の時に気付かされる太陽の暖かさ。
潰れてわかるお店のありがたみ。
無くしてから気付く携帯の不必要さ。
体調を崩して気付く健康のありがたみ。
壊れて気付くiPodへの依存。

なくさなきゃ気付かないのか。

午前2時くらいに感じた事。
忌野清志郎の特別番組を見ながら、テスト勉強はできるはずもなく。
ただ、ただ、あの人は異質だと。
過去、FM東京に放送禁止扱いされたらしい。
それに反抗して「FM東京馬鹿なラジオ」と罵倒するだけの歌を熱唱。
「歌」ってメッセージなんだと再確認。
当時、あの映像は衝撃的だったんだろうな。
俺が見たより、リアルタイムで見ていた人は興奮したはず。
エネルギーが違う。メッセージがスマート。
気持ちいい。ただそれだけ。
胸が熱くなった。心揺さぶるとはあの事か。
ものすごく人間らしい人だなと思った。

無くしてから特別番組をやるのか。
亡くなったことをキッカケにするのか。

今あるものを、
良いものは良いと。それを愛でる。
悪いものは悪いと。それを認める。

なくしてから気付くなんてしょうもない。
そんなことはできるだけ避けよう。

自分の身の回りで素晴らしいものはなんだ?ダメなものはなんだ?
感じる。人間らしく生きる。

2009年7月28日 火曜日 2:36


この後、ベンチャー企業に就職して、
深夜残業などして、
人間らしさを一旦置いた生活を繰り広げていたわけです。

この憤りがきっかけで、テレビを処分したわけではないです。
なんもわからず、NHKの集金にサインしてしまい、
お金もカツカツで本当に困っていました。
対策として、テレビが無いこと証明できれば解約できる。と、
だれかのブログで見たので、
引っ越しの際にブラウン管を処分して、
解約手続きができました。

それと、電源をOFFにさせない仕組みに抗おうとしてました。
おもしろくない番組の時、チャンネルを変えて、
それなりに面白い番組を観続けちゃうんですよね。
つまり、本当に観たい番組が無くても、観ちゃう。
受動的な感じが嫌でした。

無駄なお金と、無駄な時間を過ごさないために処分したんです。
一人暮らしする前に散々みたので、もうお腹いっぱい!と思っていたのかもしれません。

未だに地上波に繋がず生活できているので、
人間、どうにかなるもんです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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やす


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