【中日ドラゴンズ】4選手が引退・・ 浮かび上がった1つのドラフト戦略
堂上直倫選手、福田永将選手、大野奨太捕手、谷元圭介投手と2日間で4人が現役引退を表明したドラゴンズ。
寂しい現実を受け止めなければいけない季節がきた中で、注目はドラフト会議の戦略です。
今後、厳しい戦力外通告も発表され、その内容によって球団の指名方針が見えてきますが、現時点で1つだけ言えることがあります。
重要度は高くないかもしれませんが、無視するには怖い問題です。最後まで是非、ご覧ください。
6人体制の捕手陣
問題とは、大野奨捕手が抜ける捕手陣です。
今季、ドラゴンズは郡司裕也捕手を放出し、日本ハムから宇佐見真吾捕手を獲得しました。
捕手登録の人数は変わらず7人体制のままですが、大野奨捕手が引退することで6人となります。
木下拓哉捕手が離脱した時、ドラゴンズは経験のある宇佐見捕手を補強することで戦力を整えました。
36歳のベテラン・大野奨捕手の引退に伴い、ベテラン捕手を獲得するべきだとは思いませんが、6人体制で来季を迎えることに不安を感じます。
他球団の捕手陣容をみると・・
セ・リーグの各球団の捕手登録人数をみると、育成を含め6人体制の球団はありません。
支配下選手に限ると5人体制の球団が2球団(巨人・ヤクルト)ありますが、ヤクルトは3人、巨人には5人の捕手登録の育成選手が在籍しています。
経験を積ませつつ、万が一の事態に備えてトレードに頼らないチーム構想を作りあげています。
ドラゴンズに捕手登録の育成選手はいません。他球団の捕手登録人数からみても、捕手の獲得が必要になってきます。
重要度は高くないが・・
ただ、重要度は高くありません。木下捕手、宇佐見捕手が1軍にいる今、来季も十分戦える戦力となっています。
また、昨年は山浅龍之介捕手、一昨年は味谷大誠捕手と2年連続で高卒捕手を指名しているドラゴンズ。これからの成長が楽しみな22歳・石橋康太捕手もいます。
若手がいないという状況ではなく、レギュラークラスの捕手がいないという状況でもありません。
重要度は決して高くありませんが、大きな故障が発生する可能性を考えると補強したいポイントになります。
可能性を広げるチャンス
緊急性もないことから、ドラフト上位で捕手を指名することは考えにくいです。他ポジションの補強を優先すると、4位以下での指名が予想されます。
総合力が高い捕手が加入してくれることはもちろん嬉しいですが、今いる若手捕手のレベルの高さを考えると、一芸に秀でた捕手を獲得する方がチームが活性化する可能性があります。
例えば、巨人の大城卓三捕手や楽天の安田悠馬捕手のような豪快な打撃が魅力の選手は、今のドラゴンズに少ないタイプでチャンスを貰える可能性が高くなります。
重要度は高くないものの補強する必要がある捕手陣。即戦力の捕手がそれほど欲しい状況ではない今、一芸に秀でた捕手の獲得はチームの可能性を広げるチャンスではないでしょうか。
【参考サイト】
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