見出し画像

【中日ドラゴンズ】藤原選手の好走塁から見た、竜の新たな1番像 ~6/14ロッテ戦~

見事な判断力から得点を奪う攻撃。これがAクラスを維持し、現在パ・リーグ首位に立つロッテの野球でしょうか。

ドラゴンズは14日、本拠地でロッテと対戦。1対2で敗戦し、連勝とはなりませんでした。

この試合、最も目を引いたのが5回表のロッテの攻撃。先頭・藤原恭大選手の好走塁が、与えたくなかった追加点の呼び水となってしまいました。

このプレーを見た時、竜のベンチに控えるある選手の姿が浮かびました。貧打を解消するべく、将来的に選択肢の1つとなる新たな攻撃の姿が見えました。

見事な判断力と走力

1点をリードされた5回。先頭の藤原選手が左中間へヒット。レフトの大島洋平選手が打球を処理し、通常であれば無死一塁で次打者を迎える場面。しかし、ここで藤原選手の好走塁が生まれました。

大島選手の守備位置、肩の強さを頭に入れていたのか、スピードを緩めることなく一塁ベースを周り、あっという間に二塁を陥れました。

大島選手の動きに無駄はなかったように見えました。ただ、藤原選手の判断力と走力が想像を上回り、その後の追加点へと繋がってしまいました。

貧打解消の1案

次の得点が勝敗を大きく左右する場面。その中で、藤原選手の判断力は見事としか言いようがありません。

藤原選手は1番でスタメン出場。ドラゴンズも大島選手、鵜飼航丞選手、岡林勇希選手と様々なタイプの選手が1番で起用されてきています。

貧打を解消する方法は長打を増やすだけではなく、普段のプレーの中に隠れた判断力と走力も重要だと感じた瞬間でした。

新たな1番像

ただ、全員に藤原選手のような役割を求めることは、選手の個性を殺すことになります。大島選手と鵜飼選手では、同じ1番でも求められるモノが大きく異なります

その中で、左右こそ違いますがブライト健太選手は藤原選手のような1番を務められる素質を持っていると考えています。

長打もありながら、走力もある。さらに、コンパクトな打撃も生まれ始めているブライト選手。まだまだ発展途上ですが、新たな1番像として選択肢には入ってきます。

現在、将来が楽しみ!

ブライト選手はここ最近、ベンチスタートが多くなりました。打線が繋がる試合もあって中々出番が巡ってきませんが、出場した試合では存在感を発揮しています。

今すぐにというのは難しいですが、将来的に見ればブライト選手の1番は大いなる可能性を秘めています。今季、巨人のオコエ瑠偉選手が1番を務めた時期があったように、先駆者が結果を残しつつあります。

野手陣が激しい競争を繰り広げるドラゴンズ。この日のように打てない試合もありますが、現在と将来を見た時、どちらも楽しみになる打線が組める現状は、良い状況と言えるのではないでしょうか。

皆様はどのように考えますでしょうか。

【参考サイト】


この記事が参加している募集

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?