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「生誕100年 山下清展」にいった

前回のガウディとサクラダファミリア展にいった時にも書いたが、山下清展は日曜の午後に行こうとしたら、長蛇の列で入れなかった。
そんなに人気なの!??山下清!!平日の朝一番で行けばなんとか入れるか??しかし、午前中は色々と用事があって時間が取れない。このまま見逃して終了となるか?と思っていたら、9月8日(金)に台風到来。しかも午後から雨が弱まる。平日だし、今行けば並ばずに見れるかも!!と思って急遽SONPO美術館に向かう。
思った通り全く並ばずにチケット購入、入場できた。しかし中に入ったら結構人がいて空いてはいない。同じ考えで行動した人たちが多数いたってことですね。
それでも絵の前に並び、じっくり鑑賞。

山下清といえば「裸の大将」。
山下清を演じる芦屋雁之助が、タンクトップと短パン、大きなリュックを背負った姿で日本中を旅して現地の人と触れ合う人情ドラマ。
ドラマの山下清は旅先で貼り絵を制作していたけど、実際の山下清は旅先では作らず、施設に帰ってから職員に促されて制作していたとのこと。スケッチブックも持っていくことはなかったが、驚異的な記憶力で旅先の風景を細部まで思い出して切り絵にした。
展覧会のメインビジュアルにもなっていた「長岡の花火」も、とても細かい紙がたくさん貼ってある作品で、実物を見ないとあの細かさは分からなかった。紙の繊細な重なり、こよりで線を描く独特の技法、こんなに根気のいる仕事、私にはできない〜〜すごい〜〜と思いましたよ。
ドラマの「裸の大将」でなんとなく知ってる気になってた山下清、実際の山下清は全然違った。服装もタンクトップじゃなく浴衣や着物だったし、旅先で絵は描かないし、記憶であれだけのものを描ける驚異の能力を持ってる天才だったよ。(多分サヴァン症候群)
貼り絵だけでなく、子供の頃の鉛筆画も大人になってからのペン画や陶芸作品、日記や着物やリュックまで展示してあり、充実の内容。本物を見に行ってよかったっす!

展覧会は終わってしまったけど、どこか地方に巡回すればいいのにな。

SONPO美術館。
新しくなって綺麗だけど、私としては以前の美術館の方が新宿の街並みを見下ろせて好きでした。

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