「繊細過ぎる結果、鈍感になる現象」がある

HSP者の苦情を聞くことが時々にある。
(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン…感覚が敏感で周囲からの刺激を過度に受けやすい人のこと。病名ではないので診断がおりたりすることはない、らしい。)

「HSPって繊細さん…のはずなのに、時々それ全然繊細じゃなくない!?ってズバッと超失礼なこと言ったりしませんか?」
みたいな。

私はHSP当事者ではない。なので、これは全くの想像なのだけど、私の発達障害由来であろう感覚過敏のうちのひとつ、気温への過敏と似た現象がHSPの人にも起きてるんじゃないだろうか?とふと思ったのでメモがてら日記を書きます。今回はあんまりメンヘラ日記じゃない。(発達障害はメンクリ案件だろと言われれば、それはそう)

私の体質は、気温への感覚過敏。
20℃を下回ると途端に駄目になります。
一見非常に敏感、繊細なように聞こえるけど、寒さが駄目過ぎて20℃以下はどれも同じように駄目。
15℃なのか5℃なのかマイナス5℃なのか、どれもつらすぎて全くわからない。
でも世間では、15℃の日とマイナス5℃の日に同じ服装をしていたら変でしょう?
でも私にはその2つの違いがわからない。わからないから、すごく寒い日なのにちょっと寒い日みたいな服装をしたりして、まるですごーく寒さに鈍い人みたいだ。
こういう仕組みで、気温に繊細過ぎる結果気温に鈍麻な人間が誕生することになる。

例えば一般的な感覚の人でも、−40℃のものと-50℃のものに触れて、ハッキリと違いを見分けるのは難しいんじゃないだろうか。90℃と100℃の違いも難しいだろう。(火傷しちゃうから触っちゃ駄目だよ)
それが20℃前後のごく快適な気温で起こってしまうのだ。

繊細さんと聞くと、一般的な人は「静か〜…な世界に、少しでもの音でも物音が響く」ような情景を想像するのではないだろうか。
でも、繊細さんの受信する世界は「全ての物音の音量が許容量の10倍のうるささで聴こえてくる」世界なのかもしれない。
そんなうるさい世界で生活してたら、疲れ果てて自分の言動が雑になっても不思議じゃないし、大きな物音に負けないように自分の声は大きくなって、繊細さんと言いながらまるで粗暴な振る舞いになってしまうかもしれないな、と思う。

「敏感なせいで鈍麻な人間の出来上がり」という部分では、自分の体質と似てるんじゃないかなぁと思った。

全くの勘で書いてます。HSPってそういうんじゃないよという人いらっしゃったらすみません。

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