見出し画像

現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_ブルーオーシャンを探せ!?

ブルーオーシャン(競争がない市場)で戦えば簡単に売上トップになれる?

あるコンサルタントと喧嘩になってことがあります。

彼は、グループコンサルをしていて、彼自身はコンサルティングをほとんどせず、参加どうしで自由に論議させるという形式でした。

当時、私がコンサルティングしていた会社がそのグループコンサルに加入していて、一度、そのグループコンサルにオブザーバーとして参加して欲しいと頼まれたのです。

そのグループの目的は、「ブルーオシャンを探せ」でした。
ブルーオシャンとは、競争のない市場です。

つまり、競争相手がいない商品を開発すれば、自ずとナンバーワンになれるということです。

私は、すぐに違和感を覚えました。
なぜなら、そんなに簡単にブルーオシャンが見つかれば、誰もがそうしているはずであると。

みんなが競争のない商品、つまりオンリーワン商品があれば、その需要のある顧客はそれを買うしか選択肢がない。

そんな商品を欲しいと誰もが思うはずです。
つまり、多くの会社はブルーオシャンを血眼で探しているのです。
そんな状況で簡単にブルーオシャンが見つけられるわけがないのです。

ところが、そのグループでブルーオシャンを見つけた会社がありました。
お尻に特化した商品だったと思います。
当然ながら、その会社の売上はどんどん増えていきました。

そして、あまりにも売上が好調だったので、自社ビルを購入したのです。
ところが、そんなに好調な商品でも、いずれかは競合商品が出てきます。

つまり、真似をした同じような商品が、少し安い価格で発売されるのです。
そうなると、シェアを分け合うようにます。

品質が同じ程度であれば、安価な方が有利でしょう。

さらに、大手の他社が参入されれば、もうお手上げです。
つまり、苦労してブルーオシャンを見つけても、一時期は良くても長くは続かないのです。

そして、また新しいブルーオシャンを探すことになります。
こんなことでいいのでしょうか?

それより、顧客に目を向けるべきです。
顧客へのフォローを通じて、信頼関係を構築すべきです。

そのことにより、ファンが増え、ブランドが高まります。

つまり、ブルーオシャンを探すことも必要かもわかりませんが、それより、顧客との関係性を強化する方が重要なのです。


CRMを中小企業にも無理なく、導入、運用でき、かつ効果的な「関係性マーケティングDX」のコンサルティングをしています。
(現在、関係性マーケティングは関係性マーケティングDXとして中小企業のデジタルトランスフォーメンションの推進を後押ししています。)

<期間限定で関係性マーケティングDXのテンプレートを無料配布中です>
<今なら、無料相談も受付中!今月は3社限定です>

詳しくは下記まで。
https://www.miyakeyasuo.com

No733

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?