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現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_単純接触効果の実例

顧客との関係性を築くためには、接触頻度を高める必要があります。

前回は単純接触効果(ザイアンスの法則)についての解説をしました。

簡単に復讐しますと、単純接触効果とは、顧客との接触回数を増やすことで、顧客からの信頼や親しいを得ることができる心理的作用です。

しかし、単に接触回数を増やせばいいのか?というと間違った接触方法をしてしまうと、返って不信感を募らせたり、離れてしまうことがある。

といった内容でした。

ところで、私がまだ若かった頃、この単純接触効果を知りませんでした。
しかし、接触を増やすことにより、顧客からの信頼を得て、結果的に業務拡大に結びつけることができた事例をお話ししましょう。

これは、私の自慢話をしたいからということでなく、
単純接触効果を実証した事例として捉えてください。

私の前職は、全国の医師や医療施設のデータベースを構築し各製薬企業に提供している会社で働いていました。

私は、このデータベースをマーケティングに活用する手法を製薬企業にお伝えする仕事をしていました。

私の前任の担当者は、ほとんどクライアント先に訪問することがなく、どうしても訪問しないといけない時だけ訪問していたようでした。

しかし、私は定期的に必ず訪問することを心がけていました。

もちろん、わざわざ訪問するほどの要件がない場合が結構ありました。

それでも、何とかして訪問する理由を探し出して訪問していました。
細かい情報でも提供することに徹していたのです。

最初の頃は、「そんなことなら、わざわざ来てくれなくてもいいよ。」
とやや迷惑そうに言われました。

それでも、私は訪問することを続けました。
そうすると、次第に打ち解けていき、色々と情報を教えてくれるようになったのです。

そのように、各社から様々な情報を得ることができ、私の中の情報の引き出しがいっぱいになったのです。

そして、それらの情報を総合して各社にフィードバックしていくことで、私は業界での「情報通」になったのです。

そうなると、ますます信頼され、結果的に業務拡大に繋がりました。
さらに、それまでは、会いたくても会えない人も紹介してくれるようになりました。

そうしたら、ますます新たな業務が展開できたのです。

この数年後に、単純接触効果を知りました。
「ああ、あれが単純接触効果だったのか?」
と感慨したものです。

このように、間違った接触をしない限り、単純接触効果は絶大な効果があります。

これは、訪問型のビジネスだけでなく、通販でも言えることです。


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