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人類全てが弱者な話

 こんばんは、ニジマスです。完全にガンダムWに被れています。
たまにデデンッってなるかもしれませんが、お前を殺す感じで読み進めてください。
 今回は『人類全てが弱者な話』というガンダムWを知らない人からすれば、何言っとんねんみたいなタイトルですが、ガンダムWを知っておく必要はありません。安心してください。

 「人類全てが弱者」というのは主人公であるヒイロ・ユイが言ったセリフの一部なんですが、元々のセリフは「俺は弱い奴が嫌いだった。奴らはいつ自分達が攻撃されるのかと絶えずオドオドしていた…ゼクス、強者など何処にもいない!人類全てが弱者なんだ!......俺もお前も弱者なんだ!」というものです。いやぁ~カッコイイ...
 セリフ内のゼクスって誰やねんってのは置いておいて、このセリフは簡単に言うと福沢諭吉の学問のすすめの「人は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」みたいなことです。つまり人類皆平等だということですね。

 僕は人類皆平等だという綺麗事をテンプレのように並べたいのではなく、ソクラテスの無知の知のように、人類に賢人など居ないということ言いたいんです。
 ソクラテスの無知の知というのは、知らないことがいけないのではなく、自分が無知であるという自覚を持つことが大事だという教えです、多分。
これって先ほどのセリフと少し被っている部分があるような気がするんです。気がするだけかもしれませんが。
 僕が何故このようなことを今回言ったのかというと、昨今のネット社会では自分が絶対である、自分の正義が皆の正義である、みたいな賢人きどりのおつむが可哀想な人が多いように思えたからです。かく言う僕だって賢人ではありません。僕の考えなんて間違いだらけのテンダネスです。でも、それでいいんだと思います。間違いを自覚していれば。
 というよりも究極を言えば、この世界で絶対的に正しい物事なんて存在しないと僕は思います。
 勉強を教える先生だって先生の先生に教えてもらっているし、学者だって過去の学者が唱えた論説を基に新たな理論を生み出している。その親元が違っていれば子供である先生や学者、僕たちだって間違っているんです。でもそんなの誰にもわかりません。それがこの地球上の真理なんじゃないかと思います。誰かがこの地球の歴史を直接見てきたわけではありません。恐竜の姿だって、研究者が勝手に想像し予測したものです。正しいのかも間違っているのかもわかりません。もっと身近でいえば日本史。皆さんがどれで習ったかはわかりませんが、1192年に鎌倉幕府が出来たと習った人もいれば、1185年と習った人もいます。漢字の書き順だって僕と僕の親世代では異なっています。そんな数十年ですら物事の情報に違いがあるというのに、何百年、何千年前のことなんて、はっきりとわかるわけがありません。
1+1が2だと誰が決めたんです?どうやって?テレビの情報が必ずしも正しいわけではありませんが、その否定意見だって本当にそうなのか確証はありません。
 そう。「これが正しい!」、「こんな人は間違っている!」なんていう人は、自分を賢人だと思い込んでいる哀れな人です。

 世の中はあいまいな方が良いんです、きっと

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