オオカミの里 東吉野村滞在記 ⑤ 〜 水風呂の小話 〜
東吉野村に引越して1年になる。
小屋の基礎の話など面白くないと思うので、水風呂の話をしたい。これは今年の6月の事で、蒸せるような暑さを想像しながら読んで頂きたい。
サウナと言えば水風呂という人も多いのではないか。ここ東吉野村では冷たい沢の水が使い放題である。もちろんタダ。
タダより高いものはないと思われるかもしれないが、湧き出ている沢にホースを突っ込みタンクに流し込む。
そのタンクはホームセンターに売っている1番デカいやつを買ってきた。
500リットルの大容量のタンクを山の斜面に設置して、サウナ小屋の横にホースを引っ張る。
まだ、床しか出来上がっていない小屋の横で、はやる気持ちを抑えきれずに水路を作った。
凄い水圧で冷たい水が出てきた時は、ウッドデッキにも満たない床だけの小屋の横で大はしゃぎした。
「捕らぬ狸の皮算用」
とはこのことか、妻から白い目で見られ
「水より先に壁を作れば 」
と言われているようで辛かった。次は壁の材料を買ってきて小屋作りしようと思う。
続
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