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ライフサイエンス研究系の英和・和英辞書でおすすめの「ライフサイエンス辞書」

論文や学会発表資料等々、研究にまつわる文章を英語で準備しているときの悩みの1つが、「言い回し」ではないでしょうか。
各分野ごとにこれはこう、という独特の言い回しやフレーズがあるけど、いちいち論文にもどって探すのも手間がかかる。

そんなときにおすすめなのが、こちらのコーパス機能。

ライフサイエンス辞書とは、

医学・生命科学用語に特化した辞書なので、単に辞書として使うのも、とってもおすすめ。

ただの辞書としての使用よりもおすすめするのが、今回のテーマ、コーパス機能です。
これは、調べたい単語が使われている実際の論文の文章を例文としてずらっと出してくれるんです。

単語の直後にinなのかforなのか迷ったり、前後の関係を調べたいときに、自分で論文を探して、その単語がないか探して、という手間が一切なくなります。

例えば「有意水準」で調べてみましょう。


有意水準と入力。調べる際は、日本語を入れても英語を入れてもどっちでも可。

検索をしてみると、


出てきました。この青文字でコーパスと書かれている部分をクリック。

とりあえず、significance levelのコーパスをクリックすると


ずらずらずら~~~

ずらっと、実際の論文の例文が出てきます。
文末に使われているものから始まり、文中で使われている文章もこの下に出てきます。

各文章の番号を押すと

該当論文のpubmedページが出てくるので、実際の論文に戻りたいというときも便利です。

さて、いかがでしたか?
研究に携わる身として、ほしい機能がほとんどすべて詰まった辞書だな、と驚きました。

現在(2023年10月3日時点)では、メインページに、「主催者の金子先生が定年退職されたため、ボランティア事業としての継続が難しくなりました」とあります。
大変だとは想像しますが、是非このような素晴らしい辞書を残していただきたいとつくづく思います。

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