【ほっこり】創作はゆっくりね𓆉
創作活動や詩作は、急ぐことありません。
各々のペースで、亀のような歩みでも、着実に前へ。
そのような心がけをしていたら、いつか素晴らしい作品が目の前に舞い降りるでしょう。
ちょうど今、創作の女神が私の背後に立っています。
耳を傾けてみましょう……
……ハッ!
言ってくれるじゃねェか女神さんよぉ!?
私はねぇ、毎日毎日【詩】のコトを考えて創作に励んでんだよ! どこに文句をつけるってんだ! あ⁉️
『それじゃあおまえの素詩、みせてくれんか?』
チッ!(ゴソゴソ……) おまちっ❗️
……ど、どうですかね?
『……ふーむ』
で、でも。私は自分を信じて……その、進むしか……
『そうかい……(スッ)』
……?
まあ実際には執り行わねぇけど、素詩ってのは難しい。みんな何考えながら書いてんだろうな?
私は薪を拾い、くべ、一生懸命ふーふーするような心持ちで作ってはいるが。
寿司の世界みたいに技法があり、あるとしたらソレを学び取り入れるべきなのだろうか。
『技』に囚われるあまり『心』が疎かになる。技法を学んでもいない癖に勝手に危惧をする。
探究の道ってのはどれも一緒かな。
試し、折れ、取り入れ……進む。
だが、泥舟の補修材料は所詮『泥』
塗り固め 塗り固め 塗り固め
あの離島に辿り着くには、しっかりした舟を拵えにゃあならんのに、目を背け。
私はただの、ゴミ山を漁る浮浪者か。
憧憬の先の島に眠る黄金の砂を掘る冒険者か。
『砂』は何に変わる?
砂そのものには価値がない。ありふれている。
何かに『変換』され、私は利益を得る。
……いいや、お金はいらない。
生活が成り立てばそれでいい。
必要なのは私がいてもいい『空間』 『時間』
時は金なり? うるせぇよ。
私の肉体が鎮座する現空間には、何者も侵食できない。だが、縫い針の一本を肉体に刺し込み埋める。
こうなった場合、針の在り処は『私の肉体の中』なのだろうか。あるいは、そうでない座標。
しかし私の肉体の『移動』に連なり、『針』も移動する。
『針の本数』を増やせば、いつか肉体と針の総容量が逆転する。
その場合、ヒトは私を指差し何と言う?
『針だ』 『人間だ』
いや、どちらでもない。
動く針でも、無惨な人間でもない。
『針の除去』により、私の肉体は元に戻る……わけがない。
針と同居を繰り返し、針が前提にある肉体機能が形成されてしまっている。
一方、針は肉体から出た瞬間、再び『針』として機能する。なんとも不公平だ。
でもこれが私の『人間観』
創作の女神の言う『ささくれ』
『異物/針』が次々に肉体を支配し、やがて除去。
【詩】を書くって何だろうな?
『針』を受け入れる勇気?
『針』をはねのける強さ?
『針』を作る人になる事?
いや、受け入れよう。
そして除去。
再び歩きだす。
眼前には『針』
『肉体』は『針』の味を憶えている。
容易に肉体へと沈む鋭さに、私は恍惚に似た感情を抱く。
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