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金融超緩和時代のバリューvs.グロース

2008年の世界金融危機(リーマンショック)後の10+年ほど、世界中の中央銀行による金融緩和政策が積極的にとられ、お金の供給量が圧倒的に増加したことで、結果的に株式市場では、グロース株優位がずっと続いている。(詳細は下記記事を参照)

記事に出ている、オークツリーキャピタルのHoward Marks氏の『バリューとは』という投資家宛のメモに書かれている、ご自身(伝統的バリュー投資家)と息子さん(グロース投資家)のやり取りについては、下記をご確認ください。

一方で上記記事で、その親子間のやり取りを咀嚼いただいておりますので、そちらから勉強したものを、ここに掲載させていただきます。

従来のバリュー投資家は、細かく投資先を研究し、紙上の資産価格と実質価格の乖離が見られているところに投資、投資分散も図りながら、利益確定し、リターンを挙げる、という手法の模様。グロース投資家(もしくは新たなバリュー投資家)は、目下の売買にとらわれず、無形資産を含めた資産価格を理解し、厳選された銘柄数への集中投資と長期投資を通じて、投資先の新たな可能性に賭けるという投資手法、の模様。

グロース投資家のスタンスは、市場が基本的には上昇基調で、銘柄選択を誤らなければ、上手くいくのでは、という信念があるように感じ、その面では確かに金融緩和の恩恵を受けているように感じる。

さてそのような状況において、何がバブル崩壊、若しくは株式相場下落のような資産価格下落への目印となるのだろうか。

上記投稿には、①バイデン大統領政権の巨額経済対策の実行や、②テスラ・ビットコインが1兆ドルの大台に向かって高騰していること。③多くのユニコーンの存在している、または④実質金利は上がってないことから、株価上昇を正当化する株式ストラテジストが多数いること、などが「バブル崩壊が近い」という指標になっているのでは、と言っていた。

また上記動画では、所謂米国10年債の長期金利や米国の消費中心の景気回復に基づくインフレの再発、が中央銀行の政策転換を促し、結果としてバブル崩壊へ、行くのでは、という考えも見られた。

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