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異なる世界があるかのように

久しぶりの投稿をしてみようと思います。またウクライナ情勢の一日でも早い好転、情勢の悪化軽減を願っています。

今年に入ってから、インフレ上昇に関する記事や状況(原油高、コロナ禍によるサプライチェーンの影響)が見られる中で、米国債のマーケットはFRB(米連邦準備理事会)のこれからのアクションに一喜一憂しております。特にFRBによる利上げ観測(速さ)と資産圧縮の度合いに注目が集まっています。利上げスピードが速まると、短期金利が長期金利を上回る、所謂逆イールドへ進み、景気後退への先行シグナル点灯とも言われています。

FRBが資産圧縮を進めた2017~19年より力強く急速な経済回復が進んでいると指摘し、当時と比べて「かなり急速な圧縮を想定している」とした。…発言を受け、米債券市場ではFRBによる米国債の購入が想定以上のペースで減るという思惑から米長期金利が上昇(債券価格は下落)した。発言の前に2.46%程度で推移していた10年物国債の利回りは一時、2.56%と約3年ぶりの高水準に達した。米株式市場ではハイテク株が売られた。FRBは急速なインフレを受け、量的緩和の強化として進めてきた資産拡大をすでに止めている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約3年ぶりとなる利上げにも踏み切った。次回の5月会合で資産圧縮を始めるかどうかが注目されている。

日経電子版

29日は2年債利回りが2.39%付近で10年債を一時上回った。通常、債券の利回りは年限が長くなるほど返済リスクなどを踏まえて高くなる傾向があるが、28日には5年債利回りが約16年ぶりに30年債を一時上回るなど、逆イールドが随所で起きている。…特に2年債と10年債の利回り逆転は過去にも景気後退の1~2年前に発生しており、市場参加者の関心が高い指標の一つになっている。2000年代のIT(情報技術)バブル崩壊やリーマン危機の前にも出現していた。前回は米中貿易摩擦が激化した19年に一時発生し、その後の新型コロナウイルスの感染拡大で米経済は大幅なマイナス成長に陥った。

日経電子版

一方でFRBによるコロナ禍での強力な景気刺激策、資産買取を通じて大きな恩恵を受けた、絵画などの売買がなされるアート市場は依然として好調の模様。

もう一方では、中国最大都市の上海では同国のゼロコロナ政策の影響から、数週間のロックダウンを強いられている模様。

世界の一部ではコロナに纏わる政策で影響を受けている方、インフレに困っている方、戦争・闘争に困っている方がいらっしゃる中で、アート市場は盛況ということで、同じ地球上でも異なる世界が多く流れている現代、と気になりました。

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