郷に入っては郷に従う

 なんとか、汚れを落としたあと、とりあえず生きるために仕事を探すことにする。

「と言ってもなぁ、どうしようかな。」

 こんな世界に着の身着のままで放り出されたアスハにとっては直近の課題である。

 そんなアスハの目に、目を引く金髪の少女が映る。
 どうやら、その少女は酒場に入って行くようだった。

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