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本の棚 #182 『働き方5.0』

自らの「思い込み」という前提ではなく

本当に世界の前提が変わっている。

働き方が見直され

組織の在り方の再定義を迫られ

個人が生き方を選択していく。

決められたレールなんてもはやないのだ。

すぐそこにきている、いや

いままさにどんどんきている変化の波に

のっていけるサーファーになるか

大切につくった砂の城を

次から次へと打ち寄せる波に

破壊される側になるのか

はたまた別の生き方があるのか。

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コンピュータは電気製品ではなく、我々の第二の身体であり、脳であり、そして知的処理を行うもの、たんぱく質の遺伝子を持たない集合型の隣人です。

単なるツールではなく

もはや身体の一部となっている。

そんな感覚はあるだろうか。

なんとか時代に生まれた石包丁は

「手」の能力を拡張した。

現代に生まれた自動車は

「足」の能力を拡張した。

そしてコンピュータは

「脳」の力を拡張している。

スマホによって、それはさらに加速して

本当に身体の一部になっている。

朝起きてまず確認するのは

自分の体調、寝癖ではなくスマホだ。

それくらいにもうコンピュータは

人間と同期化している。


そのテーマの価値を確認するためには?
・それによって誰が幸せになるのか
・なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか。
・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか
・どこに行けばそれができるのか
・実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいものか

今やっていること、

これから始めようとしていることの価値を

どうやって測ればいいか?

そのための5つの質問がこれだ。

この中でも「誰が幸せになるのか」という問いは

充分に考えるべきだと思う。

価値を生み出すためには

誰かの幸せに貢献することが大切で

その誰かを定義することから始まる。

また落合さんは

何より「専門性」は重要。

ということを繰り返し述べている。

小さなことでもいい、何かに特化することが

これから生きていくなかでとても有効だ。


私が思うに思考体力がある人間は常にマジです。

常にマジ、はおもしろい。

思考体力をあげるためには

「言語化」を促すことが効果的だ。

考えているけど…言語化できない。

だから考えてはいるけど…伝わらない。

そして、あきらめてしまう。

あきらめないで!

子どもに対しても

「今日は楽しかったな〜」と言われたら

「どんなことが楽しかった?」

「いつもとどう違ったの?」

など質問を繰り返すことで

思考体力を育むことにつながる。

また仕事をしていると

「いろいろありますよね〜」

「それは難しいですね」

などという思考停止ワードを発してしまい

沈黙モードになりがちだが

そんなときこそ考えるチャンス。

思考停止ワードを一回発するごとに

罰金になる制度とかあったらおもしろい。

素人のように考え、玄人として実行する

何かの本のタイトルらしい。

既成概念を打破するための方法だ。

素人のように考え、素人として実行すると

ご想像の通り破滅を迎える。

玄人のように考え、玄人として実行すると

これまでと何ら変わらない。

素人という視点を常に持てる玄人。

もしくはそのコラボが起きる環境をつくる。

そこに既成概念をぶっ壊す機会が生まれる。

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#読書 #推薦図書 #生き方 #前提

#コロナ #人間の仕事 #魔法  

#落合陽一

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