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12/10シンカムイさんイベント『シンカムイ文芸トークナイト②今読むべき歴史・時代小説を語る2023』でご紹介した作家、書籍一覧

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 秋葉原のカレー屋さん、シンカムイさんで昨日行なわれましたイベント、現地ご視聴の方、配信ご視聴の方、誠にありがとうございました。
 「2023年の歴史時代小説」というかなり上段に構えた企画で、わたし自身アップアップしながらのご紹介となりましたが、皆様に楽しんでいただけたなら何よりでした。
 しかし、多くの作品を列挙した側面もあり、メモが追いつかなかったという方もいらっしゃったと伺っております。そこで、この頁をお借りして、昨日わたしがお話しした作家や作品の一覧をこちらにUPいたします。皆様の読書の参考になれば何よりでございます。
 なお、話した内容については割愛させていただきます。ご了解ください。

第一部 今年を代表する十作

※「今年を代表」といいつつ、11月半ば刊行くらいまでの小説から選ぶかたちになっております。また、谷津の独断と偏見交じりである点、ご了解ください。また、並び順に意味はありません。

直木賞より
永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』新潮社 
垣根涼介『極楽征夷大将軍』文藝春秋

佐藤賢一『チャンバラ』中央公論新社
川越宗一『パシヨン』PHP研究所
      ※参考作品 遠藤周作『沈黙』新潮文庫
村木嵐『まいまいつぶろ』幻冬舎
武内涼『厳島』新潮社
天野純希『猛き朝日』中央公論新社
門井慶喜『天災ものがたり』講談社
青山文平『本売る日々』文藝春秋
木内昇『かたばみ』KADOKAWA
      ※言及作品 岡本綺堂『半七捕物帳』

第二部 歴史時代小説界の展望

※第一部で登場した作家も第二部で言及しましたが、そうした作家については重複での紹介はいたしません。また、名前だけ紹介した作家も代表作を紹介させていただきます。
また、こちらはここ十年の動向を睨んだ説明のため、必ずしも最新作を紹介しているわけではないこと、ご了解ください。

澤田瞳子『月ぞ流るる』文藝春秋

和田竜『のぼうの城』小学館文庫
冲方丁『天地明察』角川文庫
今村翔吾『塞王の楯』集英社

筑前助広『谷中の用心棒 萩尾大楽: 阿芙蓉抜け荷始末』アルファポリス文庫
馳月基矢『拙者、妹がおりまして』シリーズ 双葉文庫

三本雅彦『運び屋円十郎』文藝春秋

蝉谷めぐ実『化け者手本』KADOKAWA
武川佑『真田の具足師』PHP研究所
佐藤雫『花散るまえに』集英社
千葉ともこ『戴天』文藝春秋
高瀬乃一『貸本屋おせん』文藝春秋
由原かのん『首ざむらい』文藝春秋
  ※参考作品 髙田郁『みおつくし料理帖』角川春樹事務所

砂原浩太郎『霜月記』講談社
平谷美樹『虎と十字架 南部藩虎騒動』実業之日本社
簔輪諒『化かしもの』文藝春秋
   ※言及作品 米澤穂信『黒牢城』KADOKAWA

汀こるもの『探偵は御簾の中』シリーズ 講談社タイガ
織守きょうや『蛇目の佐吉捕物帖』オール讀物連載中
伊吹亜門『焔と雪 京都探偵物語』早川書房
青柳碧人『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』KADOKAWA
    ※参考作品 山田風太郎『明治断頭台』角川文庫
清水朔『奇譚蒐集録』シリーズ 新潮nex
友井羊『100年のレシピ』双葉社
辻堂ゆめ『山ぎは少し明りて』小学館

和泉桂『奈良監獄から脱出せよ』幻冬舎
加藤シゲアキ『なれのはて』講談社
岩井圭也『楽園の犬』角川春樹事務所
逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』早川書房

反省

 こうしてみると、あの人を紹介してない! あの作品を紹介しそびれてる! などなど、後から後から反省が……。
 それだけ歴史時代小説が盛り上がっているのだとご理解頂けましたら嬉しいです。


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