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みんなビックリ!まさかの書籍化!!

やわデザnote編集部のマサです。

自分でもビックリですが、「社内SNS(コミュニティ)を活用したカルチャー変革」をテーマにした本が、なんと出版されることになりました!

この本は、2011年から私自身が仕事やプライベートでたくさんの方と試行錯誤しながら取り組んできた越境活動、共創活動、イノベーション活動の<現在地>をまとめたものとなっています。

本当に出版されるのかと半信半疑でしたが、本日Amazonや楽天で予約可能な状態になっているのを見て一安心です(まだ実物は見ていませんが)。

書籍化までの経緯

社内で書籍化の話が出たのは昨年の11月でした。以下の記事でご紹介した論文がきっかけです。まさかの展開に驚きつつも、以前から書籍化についてはぼんやりと考えていました。

12月1日に出版社の方とオンラインで打ち合わせをして、約1週間後に企画書を書いて提出。私自身、本を一冊作るのは初めての挑戦です。

その後しばらく音沙汰がなかったのですが、年末に編集プロダクションが見つかったと出版社より連絡を頂きました。そして、お正月休み明けにビジネスプランが承認され、正式に出版プロジェクトがスタートすることになりました。

担当者にスケジュール感を聞いたところ、3月末までに原稿を完成させ、5月には書店に並べたいというから驚きました。いくら何でも3か月弱で本を一冊作ることができるのかどうか、まったく想像できなかったからです(完成後に聞いた話ですが、出版社の担当者も不安だったとか)。

そこからはもうあっという間の出来事でした。すぐに出版社と編集プロダクションと対面でキックオフミーティングと顔合わせを実施。ちなみに、出版社は富士通グループの一つである富士通ラーニングメディアです。したがって、担当者の方も「やわデザ」コミュニティの活動の様子は社内SNSのYammerや社内報を通じてご存知でした。

約160人の社員と80日で本を完成

私は、社内コミュニティの力をビジネスに活かしたいと考えていたので、書籍化するならば、今の富士通グループの変革を象徴するような本にしたいと考えていました。

そこで、1月に実施したキックオフミーティングにて、出版社や編集プロダクションの担当者に、「やわデザ」コミュニティとコラボできないかと提案。

その後、「やわらか出版」という名のTeamsチャットグループを開設し、「やわデザ」コミュニティのメンバーに参加を呼び掛けたところ、あっという間に約160名の方が集まりました(出版社の社長まで参加)。

他の「やわらかチャット」同様(テーマ別にいくつかあります)に、時には雑談も交じりながら、書籍のタイトルや表紙のデザインのブレスト、原稿レビューなどをできる限りチャットグループで実施、「やわデザ」メンバーと一緒に楽しみながら&悩みながら完成させた一冊となっています(最後のページに全員の名前も入れてもらいました)。

第1章の初稿に対するコメントの数々

富士通グループの変革を象徴する一冊

この本の中では、富士通グループのカルチャーが変わりつつあることを社員や役員の声を通じて紹介しており、類似テーマの他のビジネス書とは一線を画していると思っています。

そして、この本がたった80日で完成したこと自体が、富士通の変革を象徴する出来事の一つであるといっても過言ではないと思います(スピード優先だったので、もっとこうしたかったと思うことはたくさんあります)。以前の富士通カルチャーではちょっと考えられません。

ここで話は変わりますが、先日、話題の映画『Winny』を観ました。20年前の事件ですが、今の日本社会に対して重要なテーマを投げかけているのではないでしょうか?

それは、新しいアイデアや挑戦に寛容な社会や企業カルチャーの実現です。

マネジメントの父、ピーター・ドラッカーは「企業文化は戦略に勝る」という有名な言葉を残しています。冒頭で、本書はこれまでの越境活動、共創活動、イノベーション活動の<現在地>と書きましたが、様々な実践や経験を通じてまさにその通りだと思っています。

大企業のカルチャー変革は、簡単ではありませんが、新型コロナウィルスによる危機をチャンスと捉えた富士通グループは、社内SNSの活用を積極的に推進してきました(Yammerの国内利用率No.1だとか!)。今では、社員の誰もが数年前には想像もしなかった新たなオンライン・カルチャーが、社内SNS上に生まれつつあります。

そんな富士通グループのリアルと、魅力の一部をお伝えしたいと考え、今回の出版プロジェクトに関わってきました。

最後に

新しいアイデアに対してオープンで、挑戦者が応援される世界であってほしいと思います。

本書が、創造力あふれる世界の実現に少しでも貢献し、多くの人の心に響くことを願っています。と同時に、私が所属するデザインセンターのデザイナーたちにとってもより働きやすい未来につながると信じています。

本書はプロのライターが膨大な資料を読み込み、関係者インタビューをもとに構成を考えて原稿を書いていますが、私も書籍タイトル、表紙デザイン、中身について深く関わらせていただきました。その過程で、あとがきだけは私が書いた方がよいというお話を頂き、僭越ながら「やわデザ」コミュニティを代表して書かせていただきました。

私は、2011年にFacebookを使い始めたことで世界が広がりました。様々なイベントを通じてたくさんの方とつながり、みなさんから多くの刺激を受けながら、自分自身を成長させてくることができたと実感しています。

そんな実体験が、この本のテーマに繋がっているのだと今思うと気づかされます。以下はあとがきの最後の一文です。

「みなさんとの対話や実践による探求がなければ、『やわデザ』コミュニティや本書も生まれることはなかったでしょう。ありがとうございました。」

もし興味を持っていただけたらぜひ手に取ってみてください。

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