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はじめてYouTubeに動画を投稿した過程と感想【「うろうろ」南阿蘇村編後記】


ヴィデオマガジン「リヴ、ラヴ、ドライヴ」の一本目となる動画を先日YouTubeにて投稿した▼
【うろうろ】熊本県南阿蘇村「夏休みの草千里/雨の水源巡り」【リヴ、ラヴ、ドライヴ】

「リヴ、ラヴ、ドライヴ」とは何か?についてはInstagramの最初の投稿にさらっと書いている▼
@live.love.drive

noteでは「後記」としてこの活動をしてみての制作過程や感想、気持ちに関しても、記録をしていくと何かいい影響があるだろう、と考えひとつ動画を投稿するごとに記事を投稿していこうと思います✌️
書き殴りで読み応えもイマイチかもしれませんが、一応メモとして・・・



〔 企画 〕

初回のため、どうして「うろうろ」という連載をはじめるに至ったか、企画段階からの流れを振り返る。

いつかまたしっかりまとめようと思うがリヴ、ラヴ、ドライヴはYouTubeとしてたくさん再生されて直接の利益に繋がることはあまり重要視していない。
もちろんたくさん再生されたり登録されたりすることはできることの広がりにもなるので、盛り上がる分にはとても嬉しい。
特に、これからいろんな方に協力してもらってコンテンツをつくっていきたいという点では再生回数や登録者数はいい説得材料になるだろう。
でも、まずはなによりも今の自分たちがやれることであることが大事だと思っている。
まず行動をしないと始まらないし、記録することを続けることがに意味があると信じているから。
だからあまり再生回数を気にせずに挑戦・実験していくつもりだ。

その上で、どんな動画をつくるか考えた。
まず第一に、自分たちが興味があり楽しめることでなければ意味もないし意義もない。
且つ、続けることを目標にしているので金銭的にも労力的にもそこまで負担にならないようにしないといけない。
そんな感じのざっくりした条件のもと2人で色々と企画を出し絞っていくと、YouTubeではあまり見たことのない(キャッチーでは無い?)フォーマットのものに偏ってしまうような感じがした。
とっつきやすく見やすいようなシリーズもひとつ欲しいと思い、言い方が正しいかわからないが見たことのある動画に多少寄せる努力をした。
そしてそれを1本目の動画として公開することにした。

「うろうろ」はフォーマットで言えば“旅行vlog"と似たようなものだと思う。
もちろんそのまま真似てもあまり性に合わないためオリジナルの要素(既出かもだけど)も少し盛り込んでいる。
以下、この企画への個人的なこだわり

①くじで出たまちへ行く
がくしの地元の宮崎県で3年生活して仕事柄宮崎県のほぼすべての市町村へ行った。
当たり前だけど自分が普通に生きてきたら行かない場所にも生活があり空気があり性格があると感じて愛着が湧いた。
せっかく仕事でもなしに足を伸ばすのだからまだ私の意識が向いていない土地に行ってみたいと思い、くじで行き先を決めることは最初から当然の条件としていた。
愛着のある市町村だらけにしたらただ通るだけのはずだった道も楽しく通れる気がしませんか?
手書きでくじを作ってみたが、九州の市町村に限定していてもかなり数が多かった。
ちんたら作っていたら2〜3時間かかった。

②その市町村の中だけに絞ってうろうろする
最初は道中に寄ったところや周辺の観光地も紹介してモデルコースのようにする案もあったのですが、隅々まで行ったことがないのにモデルコースなんて作れないだろうし、そのまち自体と向き合いたいと思ったのでこの条件をつけた。
ほんとに何にも無いまちだったら・・・まあなにもありませんね〜っていって集落や山あいを散歩するのもそれはそれでおつだなと思っている。
どっちかというとはやくそういうまちに当たりたいな。

③無理はしない
再三言っているが、金銭的な面と労力的な面で無理はしないことが続けることにおいて大事なことだ。
私たちは現在あまりお金がないため宿は比較的安いところにしか泊まらないし、ごはんも高級なものは食べない。
宿紹介やグルメの紹介はいろんな方がやっているので、まあ自分たちはそこにこだわらなくてもいいかなって。
特に宿は難しい。
もちろん、すごく素敵な宿だったら紹介しようと思うが、お金をあんまり使えない以上ビジホ率が高いかもしれない。
また、チャンスは1回しかないためハズレを引いてしまった時にハズレを引きましたとは言いづらい。
だから宿に関してはさらっとしか触れない場合も大いにあると思う。
とはいえ、できる範囲では全力で楽しむためにリサーチと行動だけでも無理をする勢いでやっていきたい。

④顔をだす
これはこだわりとは違うかもしれないが、自分の顔を出して発信するコンテンツを用意することは決めていた。
リヴ、ラヴ、ドライヴでは本当は私たち以外の様々なもの・こと・ひとの営みを記録していきたいと思って始めたマガジンだ。
しかし私たちはこの活動に関しての伝手や協力者がほぼいない状態で福岡に来た。
またリヴ、ラヴ、ドライヴは「ローカルな営みを記録・ストックすること」にフォーカスしたなんとも意味のわからないマガジンだ。
だから、何も土台のない状態で誰かに協力を頼むのが難しいのは明らかだった。
であれば自分たちでできるコンテンツをつくるしかない、ということでまずは自分をキャラクターとして扱うことにした。
「撮られる」ことはストレスになる場合が多い。
人にこれから「撮られる」ことをお願いする上で、自分はやったことありませんじゃいけないと思った。
自分が真っ先に「撮られる」コンテンツをつくることによって信用を得られると思ったし、「撮られる」人の気持ちを理解して撮ることができると思った。


〔 撮影 〕

くじ引きの撮影は旅行の1週間ほど前に行った。
そこからご飯屋さんや観光地などのリサーチ、宿の手配、おおまかなスケジュールをつくる。
情報収集は村の観光協会のページやだれかのブログ、instagram、twitter、YouTube、あとはひたすらGoogleマップとにらめっこ。
南阿蘇村は観光地が多すぎてとりあえず気になっているところをざっとチェックするだけで、ここにいく!と決め切ったわけではなかった。

「うろうろ」は撮影も私、映るのも私だ。
最初のドライブシーンはDJIのaction4という小型のカメラで撮っていた。
小さくて軽くて取り回しが良く、手ぶれ補正もめちゃくちゃ効くので今回の撮影はこれをメインのカメラにしようと思っていた。
でも途中からなんか違う気がしてカメラをfx30に変えて、うん、こっちのほうがいい、と思った。
やっぱり景色が綺麗だなあと多少は思ってほしいから、綺麗にうつるカメラの方がいい気がする。
あとaction4は私の顔が何割かブサイクに見える。(すごい広角だからかな)


助手席に乗っているぺり、ちょっと深海魚風

撮れた素材は軒並みガタガタブレブレで笑った。
特に車の中はひどい。
まあでもいいかと思って素材は全然使っているが、次からはもう少し頑張りたい。
私みたいな人はやっぱり手ぶれ補正の効くaction4がいいのかな、とも思ったが撮ることの上達もしたいので引き続きfx30で頑張ることにした。

調べていたご飯屋さんが開いていなくてかなりテンションが下がってしまって幸先悪い・・・と思ったが、もう開き直っておいしいご飯屋さんを紹介する企画じゃねえからいっかということにした。

草千里はすごい有名だし私も行った記憶がなかったため絶対行くリストに入れていた。
ぴかぴかに晴れていたので今がチャンスと思ってご飯を食べたらすぐに向かった。

歩き疲れている


おじさんの自撮り


火山に移動したら曇った。
今回は割と天気がナイスな感じで嬉しかった。


かわいい


草千里のところにある火山の博物館、2階から上の展示ブースへの入館は有料で、オリジナルの映像とか常設展とかが見られるらしいが、無料エリアの1階のビジターセンターも充分勉強になる感じで良かった。

夜、あまり眠れなかった。

2日目、小雨がふっていた。
水源巡りをするぞ!と決めていたわけではなかった。
何かしら水源には行きたいと思っていたので、とりあえず近くの水源に行ってみた。
知らない水源だったが予想以上に良くて、癒された。
水源っていいな〜と強く思い、この日は水源巡りに充てることにした。
阿蘇に来てわざわざ…と言ったら怒られそうだけど、大小しっかり水源を巡る人ってあまりいないんじゃない?と思って。
看板に載っていた水源を順番につぶしていく。
どこも車を停められるようなところがあり、場所によってはトイレもある、なかなか優しい。
全部で3時間くらいかかったように思う。
それぞれの距離はたいしたことなかったけど意外と時間がかかった。

action4は水中撮影もできる。
カメラを水につけるという行為が怖すぎて最初はこわごわやっていた。
その後も全然大丈夫そうではある。
初めて水中撮影をしたので感動した。だんだん楽しくなってきた。
意外と音もコポコポ…といい音がするのがおもしろかった。
場所によってはカメラを入れちゃいけないところもあるのでお気をつけください。

他にも滝とか被災地とかも候補にあったけどすごい長尺になりそうなので今回はパスした。
南阿蘇鉄道は外せないかなと思って一応阿蘇白川駅にも行ったが、乗らないし広がりがないしまあメジャーだしいいかと思って没にした。


阿蘇白川駅で記念写真
横にちっちゃいイングリッシュガーデンみたいなのがある
しぼしぼのひまわり、ミスティーな山々
駅の中、窓辺、石に絵が描いてある
駅の中、国旗

昼過ぎに帰路へつく。
がくし運転ありがとう。


〔 編集 〕

かなり寝かせてしまった。
編集に着手したのは9月26日。
ほぼ1ヶ月後である、反省。

カメラを回しながら喋るスタイルは無理だなと思っていたので撮影中は無理して喋らなかった。
素材を見返しながら出来事を思い出してナレーションを考える。
この作業に1番時間がかかった。
撮影した帰り道にでも書いておけば良かったと思う。
何事もすぐやんないと時間がかかる。

ナレーションを先に録音してしまって、並べる。
その上に対応する画をあてはめていく、という工程で大枠をつくる。
大体の尺が分かって全体が見えてくる。
少し気が楽になる。

私はfx30を持って撮影して、がくしにはサブでacction4をまわしてもらっていたが、このがくしの素材がかなりありがたかった。
自分は目の前のものを撮るのに一生懸命で全景を撮れていなかった。
全景はあったほうがいい。

音楽をつける。
基本Artlistというロイヤリティフリーのストックサービスから音楽を探してくるのだが、これだ!というのを見つけるのは難しい。
本当は全部自作の音楽でまかないたいが、今パッと作れるほどの人間ではない。
大学3年生の時に初めて自分が監督した映画を作った時、借りた鍵盤ハーモニカで音楽を自作したことを思い出してデータを漁った。
録音したまんまのファイルがまだ残っていた。
その頃がくしと付き合い始めた時期で、がくしに録音をお願いしていたようで、演奏の前後に今よりもテンションの高い初々しい会話が入っていて恥ずかしい気持ちになった。
その鍵盤ハーモニカの音楽を冒頭と中間のお写真が入る部分、終了の音楽とした。

字幕をつける。
ナレーションを録ったのでもう文字にはおこしてあるからそこまで手間ではない。
ただ20分ぐらいほぼ喋っているので量が多くて疲れる。

手描き文字・イラストを入れる
情報の補足、にぎやかしとして手書きのテロップを入れる。
iPadで描いたやつを読み込んでいる。
入れたら結構見栄えが変わったように思う。
めんどくさいけどやってよかったかも。

一度書き出して見てみる。
音量バランスや間の感じ、ミスを探す。
それを修正したら完成、という感じだった。

編集が終わったのは10/13
毎日こればっかりやってるわけじゃないにしても時間かかりすぎな印象。


〔 投稿 〕

10/16、予約投稿をする。
YouTubeは今まで確認用として使ったことはあったが、公開動画を投稿するのは初めてだったので勝手があまりわからない。
いちいち調べながら進める。

海外字幕はつけたいとおもっていたのでつける。
まずは日本語の字幕がいるのかなと思って、ナレーションの全文をタイムコードのない.txtにして、それをユーチューブに読み込む方法を使った。
結果、自分でタイミングを調整しなくちゃいけなくてとにかくめんどくさい。
あとから、premiereでタイムコード付きのデータを書き出せることがわかった。
時間のロス〜。めっちゃ時間かかったのに。
その作業が終わって、自動翻訳をしてみる。
メチャクチャだったので一文一文翻訳にかけることにした。
恥ずかしながら外国語は一つもちゃんと使えない。
とりあえずなんとなくわかる&読めはする英語と韓国語に絞ることにした。
手間だったが、翻訳と再翻訳を繰り返しながらなんとかつけた。

概要欄にもどうやらSEO対策みたいなものがあるらしく、見よう見まねでやってみた。


〔 公開 〕

10月20日 18時 動画がアップされる。
急に恥ずかしくなってきてその時間は寝ていた。
20時ごろ、ようやく動画が上がりました〜と告知。

最初なので、自分が元々持っているプライベートなアカウントにもURLを貼った。
私の場合地元の同級生に見られるのが1番恥ずかしいけど、頑張って作ったからできるだけたくさんの人に見てほしいし、そういう恥ずかしさぐらいは犠牲にしないとなにごとも成し遂げられないよね、と思って頑張った。
ありがたいことに、あまり話したことのない同級生もインスタのアカウントをフォローしてくれたり感想をくれたりした。

見ましたの報告や感想はむず痒いが嬉しい。
同人誌を描いていた頃、感想をもらってとても嬉しくて何度も読み返していたことを思い出した。
あんまり視聴回数は気にしないと書いていたが、やっぱり気になるは気になる。
何時間かおきにちらちらと見ていた。
これを書いている時点での視聴回数は203回。
相場が全然わからないがまあまあじゃなかろうか。思ってたよりは見てくれている。
アナリティクスの見方はまだあまり分かっていないので調べながら今後ちゃんと分析してみようと思っている。
視聴者維持率というものを見てみると、ほとんどがオープニングが始まる前に脱落しているようだった。
冒頭の映像が期待感がなさすぎたのかな。
次は直オープニングにしてみようかな。
そこを乗り越えた人はわりとずっと見てくれてる感じだった。
尺も長くてたるいかもしれないけど、これはまあスタイルなのでしばらくこの感じでやってみようと思う。

〔 さいごに 〕

初回なのでしょうがない部分もあるが、撮影から編集、後記まで時間がかかりすぎた。
この後記もだいぶ時間をかけすぎてしまっている。
もっとスピーディーにしないとまわらない。
でも次からはもっと肩の力を抜いて何事も取り組めそうな気がするので、頑張りたい。
動画を公開するまではずっと恥ずかしかったり不安だったりでむずむずしていたが、公開してからは意外と気持ちがすっきりした。
多分、ずっと私たち2人の頭の中にしかなかったものが世に出されて、一歩踏み出した実感が生まれてホッとしたんだと思う。
自分が撮られてコンテンツ化される、という体験自体は意外と平気だった。
ブサイクだのババアだの言われたら落ち込むと思うけどそういうコメントが来る頃にはかなり見てくれる人も増えているということなのでまあいいでしょう。
気長に、楽しく、続けていきたいと思っています。
動画を見てくださった方、チャンネル登録をしてくださった方、インスタをフォローしてくださった方、後記を読んでくださった方、本当に嬉しいです、ありがとうございます!


ライター:ぺり

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