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書の世界へ〜書道のはな*みち20周年記念姉妹展に行ってきました〜

こんばんは!
わたしの書道の師匠である髙宮華子先生とその実の妹さんの道子先生が
お二人で初の姉妹展を開催されました!

昨日までの1週間、新宿マルイ本館の4階で開催されていました。
1週間前と言えば、ちょうどわたくし寝込み始めたときでしたので、
早く行きたいけど、行けるのかしら??という思いで毎日過ごしておりました。
できれば華子先生がご在廊時にお伺いしたいと思っていました。
最終日は2時までということでしたが、お昼までの仕事を終えて、その足で新宿へ。
何とか滑り込むことができました。

華子先生と久しぶりに会えましたし、
道子先生からは書に関するいろいろなお話を伺うことができました!
大好きな広報担当の方にも会えましたし、
先生のご友人や書道家仲間の方など、はじめましての方にもお会いすることができ感動しきりでした。

こちらが看板です。

なぜ”書道のはな*みち”という名前になったかお気付きでしょうか?
そうです!
華子先生のはなと道子先生のみちはな*みちです!
うまくできてますよね。

姉妹で書道を続けていて、姉妹で師範、そして姉妹展開催まで!
素敵な関係ですね。

ならば、わたしも親子で書道!を目指しているのですが、、、
娘は進んでやる、とまではいかないみたいです。
でもご縁あって、娘は小1から始めた書道をなんだかんだで
高校生になった今も続けてくれています(笑)
このままずっと続けて欲しいと密かに願っています。

こちらが会場です。
こんな感じで展示されています。


華子先生の暖簾

ここから華子先生の書をご紹介いたします。

金の墨がいいですね
花はわたし 月はあなた
力強い隷書


こちらから下は道子先生の書作品になります。

なんと書かれているかわかりますでしょうか?
道子先生に丁寧に教えていただきました。

「天の川
 星より上に(耳)
 見ゆ(遊)る か(可)な(奈)」

と読みます。
どこを漢字にするか、どの字を繋げるかも自分で決めます。


初富士を
見で(で)し
そ(楚)ば(者)の(能)
氷柱(つらら)か(可)な(奈)

お気付きでしょうか?
上の2作品では使われている紙が銀と白、逆バージョンになっています。
書のイメージで書く紙や色や大きさを決めてらっしゃいます。

また、この上の2作品のテーマは七夕富士山です。
五節句の一つである七夕は、
芸事や書道の上達を願ったともされているそうです。

どんな内容のものが書かれているのか・・・
その意味を知るとまた心に響くものがありますね。

わたしは、お手本を見ながらでないと書けませんが、
先生たちは、ふつうの明朝体の文から、書体の種類を考え、
仮名にするか旧仮名遣いにするかなどいろいろ創作されます。
これが芸術ですね!
わたしもいつか。。。


「桃花千歳春」(とうかせんざいのはる)
桃の花咲く春のように美しさが千年もずっと
続きますようにという願いが
込められた言葉です。
「瑞氣集門」(ずいきしゅうもん)
めでたいことが起こる兆しの氣が、
すでにあなたの玄関先(門)に集まっている
という意味です。
「淡海」(おうみ)
湖のことです。


「福寿」(ふくじゅ)
幸福で長命であることです。
「情」(こころ)
情は、物事に感じて起こる心の動きや、
気持ちを表すことから【こころ】
とも読みます。
「福縁善慶」(ふくえんぜんけい)
福は善慶に縁(よ)り、幸福を得るのは
善慶(善行)の賜物である、
という意味です。

書だけでも素晴らしいですが、読めたり、意味がわかったりすると
より楽しむことができますね。

フレームもいろいろ考えて決めていらっしゃいます。
インテリアに馴染むように、葉書と色紙サイズの作品が今回はメインになっており、白黒、アクリルにされました。


そしてここから下の4作品の字に注目してくださいませ。

ばらばらになっていましたが、
並び変えると、なんと
「花鳥風月」です。
すいません、実は今気付きました。
花鳥風月とは自然の美しい景物のことです。

心が癒され、和むような美しい言葉を選ばれ、
「花鳥風月」という文字になりました。

そして、

ここからはなんと一冊の本になっています。
さて何という漢字か当てながら見てくださいませ。
おわかりになる漢字も多いのではないでしょうか。
正解は最後にまとめて載せておきますね。

漢字ひとつひとつにはそれぞれの意味があります。
その意味も考えながらぜひ見てくださいませ。

渇筆が美しいです。

さて何字おわかりになられましたでしょうか。

正解はこちらです。
いつもの草書クイズみたいですね(笑)

華→蕾→咲→舞→飛→旅→友→逢→美→光→嬉→歓→志→道

となっていました。

この作品は華子先生のから始まり、道子先生ので終わっていました。

そこには、たまたま名前から漢字を選んだのではなく、確かな思いがありました。

が咲くまでの過程は、とても大変です。
芽が出てになってけたからこそ、
って、そしてんでゆけます。
飛んですることができたから、
沢山のえることもできました。
それは、しいであり、
どんな時も包んでくれるしさ喜(歓)びを胸に、
高く、果てなく続くを歩んで行く。

そんな強い想いが込められた一冊となっていました。
意味がわかって見返すと、また感動を覚えますね。

そして、これは一枚の用紙を集められて本になったものではありません。
もともと本になっていたものに一字一字書いていきます。
ボールペンや鉛筆で書いているわけではありません。
墨で書いていますので、一字書いては時間を置き、また一時書いては乾かす。
朝書いて、昼書いて、夜にまた書くこと数日。
そうやってやっと完成した一冊です。
決して失敗は許されません。
最初からやり直しになってしまいます。
しかし、失敗はしません。
これがやはりプロのお仕事だなと思いました。

作品を書かれた先生に直接会ってお話を聞くことができたから
知ることができたかけがえのないエピソードだと思いました。

そしてこれは、道子先生が、
「改めて、日本語の素晴らしさ、美しさ、奥深さを感じ、これまでの歩みを漢字一文字で表現したい。」との思いから生まれた作品です。

作品を見る側は、その作品を通していろいろなことを思うでしょう。
そして、作っている側も、その作品を手掛けたことで、新しい自分に出会い、まだ見ることができていなかった景色を見ることができるのかもしれません。

華子先生はいつもおっしゃっています。
作る側と見る側、その相乗効果がアート、芸術なのだと。

このことを身にもって感じた貴重な時間でした。


こちらは、これまでに華子先生が作ってこられた一筆箋です。
これらも販売されていたので、まだ持っていなかった
躍の字が書かれた一筆箋を購入しました。
コンプリートです。
今年も製作されるご予定です。
さて何の漢字が入るのか、今から楽しみです。

姉妹展のお話はここまでです。

ここからは”せっかく新宿のマルイさんに行ったので記念”です。

華子先生のご友人にフランス語の通訳やお教室をされている先生がいらっしゃいます。
その方がフランスの麗しいお紅茶をマルイで販売されているので買ってきました!

こんな紅茶見たことありますでしょうか?!
地下1階にあります。
なんとこの日は定休日でした。

なのになぜ買えてしまったのでしょうか(笑)
それはですね、たまたまなんです。
一筆箋を買うときに、姉妹展をされていた横にフランス雑貨を売っているお店がありまして、そこのレジに広報の方が案内してくれました。
レジでお会計してもらっているときに、
その広報の方と、”紅茶買いたいと思っています”みたいな話をしていたら、聞いていたレジのおじさまが、「今日は定休日ですが、案内しましょう。」
となんと4階から地下一階まで連れていってくれたのです。
(あれ~4階のお店、無人になりますがいいの~?と思いながら案内していただきました。)

はい、そして見つめられながらつい大人買い。
こちら一つ400円(笑)
でもこんなにかわいいお紅茶、ここしかないですもんね。
でも、せっかく案内していただいたのでね、
という思いもあり、気付けば・・・(笑)
そして、また4階に戻りレジしていただき、
最後にお片付け中の姉妹展に顔を出し、帰ってきました。
忙しくされていたので、華子先生とは少しお話させていただいただけですが、
ハグしていただいたので大満足です(笑)
新作のお花
パピヨン
エッフェル塔
りす
うさぎ
さくらんぼ
月とエトワール

キラキラしたものを多めに買いました。
お味もいろいろありました。

さて次は期間限定ショップへ。
今はドーナツが販売されていたので買ってみました。


ニコット&マムのドーナツ
なんと京都のお店なんですね!
お店はこんな感じです。
冷凍で販売されています。
東京初出展なんですね。
初という字に弱いです。



こちらの6点を購入いたしました。
娘と美味しくいただきました!


本日は以上ですが、最後に新コーナーです。
今日のロアくん」です。

手がまるまっているのが可愛くて


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました🥰

おやすみなさい🌙

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