自分で考えよう、子どもじゃないならね ~とあるセミナーにて~

今回は直接のお仕事関係ではないことです。
新しいことをインプットするために、興味のあるセミナーや交流会には、時間と場所と費用が許されれば参加するようにしています。仕事関係に限らず面白そう!知りたい!ということは、年齢とともに出会える機会がどんどん減りますから。ですがこのコロナ禍で、ほとんどリアルでは開催されなくなりました。
今回、興味あるセミナーが珍しくリアルで開催されてたので参加いたしました。

開放されたスペースで参加者は少人数、講師も参加者も当然マスク装着です。講義内容は、自分が今まで一歩踏み出せなかったことを後押しする内容で大変勉強になりました。で、質疑応答。
最初は、ふむふむ、そうかその質問に対する答えもきけて良かった、というよくあるものだったのですが、、、そのあとの数人の質問に驚きました。

それくらい自分でできるでしょ?

「なにをしたらいいですか?」
    (ええ~!それ質問の範囲広すぎない?)
「どんなことを調べたらいいですか?」「どんな手段で?」
    (ええ~~!!それ自分で調べたらすぐわかるやん!)
「どうやったら儲かりますか?」
    (そんなことわかれば苦労はしない)
「在宅勤務中にできて会社にばれずに残業はしたくなくて納期もない仕事で月に〇〇万円欲しいんですけどどうしたらいいですか?」
    (・・・・・(´・ω・`)知らんがな・・・)

唖然としてしまいました。講師の方は丁寧に答えていらっしゃいましたが、さすがに最後の質問には周りから失笑が・・
参加者は皆さん会社に勤めている方ばかりのはず。大人です。

自分で調べるのも、昔と違ってネットで簡単に調べられるし、本もたくさん出ています。どの本を選ぶかわからないなら片っ端から読めばいいし、要約を配信しているサイトだってあります。ネットの情報が信頼できるかできないかは自分が勉強したら判断できるし、他人に聞いてみたらいい。
どうしたらいいかわからない~教えて~、と丸腰で聞いてるのは幼稚園迄。
う~ん、小学1年生もアリ。

あなたは特別な人ではない

異業種の方が集まる研修や交流会でも同じです。
名刺交換が研修のワークとして指示されることがありますが、そこからどう繋げるかは研修のあとの自分の行動です。
過去には宿泊を伴う研修で他社の方と一切交流せず、同じ会社の方だけで食事に行ったり、1人で部屋にこもったり、という方もよくみかけました。

自分が有名人か、なにかしら得になる人物ではない限り、他人からは興味はないので、名刺交換もわざわざしに来てくれないのだから、なぜ待っているのか不思議です。会社から行ってこいと無理やり参加させられた研修だとしても、そもそも会社はあなたになにを期待して参加させたのでしょうか。
会社ではなくプライベートで参加した異業種交流会は何を目的として参加されたのでしょうか。自分から動かなくて周りがお膳立てをして人脈を作ってくれるのでしょうか。
一般的に、あなた(私)が他人に興味がないように、あなた(私)に誰も興味はないのです。ならばこちらから興味を持ってね!と行くしかないです。
人脈を作りたいなら、ですが。

たくさんの情報も、人脈も自分から収集して、自分から動かないとなにも変わらないし、繋がらない。繋がり続ける努力をしないと、すぐに消えてしまいます。名刺交換だけで、そのあと仲良くお友達、なんてあり得ないのです。どうして口を開けてご飯のスプーンを待っているのでしょうか。

今回、大のおとな、しかも数人がそんな質問を立て続けにしたので、本当にびっくりしてしまいました。
最近は、努力するということが昔と比べて良い意味にとられていない気がします。努力しても報われない時代・・だとか、うさぎ跳びのように根拠のない暑苦しいだけの、ネガティブな、ダサいというイメージがあるように感じます。

だけど自分が考えて、動いて努力しないと、幸せは、成功は歩いてこない。
特にこの時代、リアルに交流がしにくいし、マスクで誰が誰だか覚えられないのだから。もうちょっとしっかりしようよ、子どもじゃないんだから。



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