過去2回noteに書いた幼馴染はどちらも同じ人物。
この彼女が相変わらず加工コテコテで、キメ顔をしながら上半身を動かすだけのダンスを踊っている動画を公開したことで、私もモヤモヤは最高潮に達し、このnoteを書き始めている。

私はそもそもTikTokが嫌いである。
というか、一般人が踊っている（上半身を動かすだけ）動画を全世界に公開する意味がわからないし、ユニバに行ったときにTikTokを撮っている人たちがそこら中にいて、普通に歩いているだけで通行人として出演してしまいそうなのも言語化し難い不快感があった。あと、シンプルに邪魔。

もっと抽象化するのであれば、全SNSにいる「承認欲求が全面に出ている人」が嫌いである。
自分にそういった欲求が全くないとは言わないが、あまりにもあからさまで、見ているだけでしんどい。グロテスクにすら感じることがある。
「かわいい」「素敵」「かっこいい」「羨ましい」と言ってほしい（思ってほしい）気持ちばかりが先行して、陰で「加工やばくない？」と言われてしまう可能性について考えられていないのかな？そもそもこの程度なら自然な加工だと思っているのか？と、謎の目線からしんどくなってしまう。

ということで、SNS上であればこのような人とはブロックあるいはミュートでお別れなのですが、現実世界ではそう簡単にはいかない。
私の幼馴染は、加工厨だし、いまだに酒イキリをしてしまうし（我々は今年25歳になります）、会社に内緒で怪しいバーでバイトしてるし、メン地下に信じられない額を貢いでいて、もう役満。

これを読んでいる人は、「ちょっとずつ距離を置けばいい」とか「友達辞めたらいい」とか、そういう風に思うと思う。
でも、私たちは7歳からの親友で、人生の大半の時間の思い出を共有してきたのである。そして、私は彼女のことが大好きだったのだ。
今の彼女は、卑屈で、それでいて承認欲求が人一倍強くて、人に求めてばかりで、客観視できてなくて、男の前でバカ女を演じたりして、正直好きじゃない。
それでも、彼女がいつか目を覚まして、元の聡明で面白くて楽しい彼女に戻ってくれるんじゃないかと思ってしまう。
その可能性を信じたいと思ってしまう。だから、彼女を突き放すことができない。

彼女がもし、今の自分を変えたいと思ったのであれば、私は絶対に手を貸したいと思っているが、彼女は変わりたいとは思っていないらしい。
彼女の人生は彼女のものだし、私に口出しする余地などないのだが、彼女がもうどうにもならないのではないかと思うと、ただただ悲しい。

悲しい。

でも、彼女は職場でも孤立しているらしいし、最近遊んでいるのもメン地下のオタク友達ばかりだし、私が突き放したら死んでしまうのではないかとも思う。彼女の口癖は「死にたい」だし、頻繁にODしながら飲酒しているようだ。
それを教えてくれているということは、それだけ助けを求めてくれているということなのかな、とも思う。
だから、彼女が投稿する違和感しかないやりすぎの写真もいいねするし、裏垢に「かわいくなりたい」という文面と一緒に自撮りを投稿すれば「かわいいよ」とコメントする。そうするしかない。