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若手人材採用「ミスマッチ4つの原因」

みなさん、こんにちは。
エールスペックマーケティングチームの知念です。
今回は、若手人材の採用とミスマッチについて考えていきたいと思います。

ミスマッチってどういう状態を指す?

そもそも「ミスマッチ」とは、「採用前と採用後で、企業側と求職者側での条件や環境の認識にズレが生じている状態」を指します。

求職者目線では、
・面接時に聞いていた条件と異なっている。
・見込み残業制とは聞いてなかった。
・設計の仕事だと思って入社したら、営業も兼任だった。
・人事からはどんどんチャレンジしてくださいと言われたのに、実際の現場は決まりが多く、自由に仕事ができなかった。
といった内容になるかと思います。

企業目線では、
・応募書類や面接時の発言に誇張された表現があった。
・全国転勤可で採用承諾をしていたのに、実際に打診したら断られた。
といった内容ではないでしょうか。

双方の齟齬をなくすのが一番重要なポイントではありますが、限られた面接時間の中でどう見抜くかはなかなか難しいものです。

求職者側のミスマッチ理由を知ることで、採用担当側の対策案が出てくるかもしれませんので、「求職者目線」を軸にまとめていきたいと思います。

以前の記事でまとめましたが、若手人材の主な退職理由は「収入」「労働条件」「仕事内容」「人間関係」「会社の将来性」です。
つまり、上記の項目に対する認識が「合っていない」、もしくは「伝わっていない」のが課題と捉えることができます。

①求人情報の内容が不十分

求人情報は、かならず求職者が目にしている自社の情報にも関わら「条件が合わない」といった退職理由が出てくる場合は、情報量が不足しているケースが多いことが考えられます。

・大枠でしか業務内容が記載されていない。
・良い点ばかりが強調されている。
・労働時間や残業時間が実態と異なる。(部署毎の違いが反映出来ていない)

求人サイト等で設定されている「入力文字数下限」程度しか記載されていない求人情報は、求職者には貴社の条件が「概要」程度にしか伝えられていないと思った方が正しいかもしれません。

②面接時に自社に関する説明時間が少ない

面接では、求人情報に書いてある事柄だけでなく、自社の説明をしっかりと伝える必要がありますが、会社概要だけを説明していることはありませんか?
求職者は、「どんな会社でどのような事業を営んでいるか」程度は、調べて面接に臨んでいるはずですから

・会社のビジョンやミッション
・具体的な業務内容
・1日・月の業務の流れ
・研修や社内制度の説明

といった、より具体的な説明はもちろん、OB訪問や会社見学等、出来るだけ「働くイメージ」がつく情報を提供することが必要です。
見定めをしているのは、会社側だけではありません。求職者も「会社を選んでいる」という意識を持って説明内容を設定出来ると良いですね。

③入社前の情報共有が不足している

入社が決まったら、「働いてもらうだけ」というわけにはいきません。
内定や入社決定を出すまでは伝えらなかった実務のイメージや配属する予定の部署の情報等もあるはずです。
伝えられなかった情報を、内定後にも説明する機会を設けたり、口頭では説明しきれない、社内の雰囲気や、先輩社員等との関わり方等、入社後に悩みが出そうな内容に対しても、前もって伝えられると良いと思います。
企業によっては、「ストレングスファインダー」等、個人の特性を把握するツールを活用して社員の特性を明確にし、指示や接し方、教え方等により発生する人間関係の歪みを抑えてエンゲージメントの高い組織を創っている会社もあります。
働く時間や内容だけでなく「環境」にも重きをおいて、入社前の情報共有が出来るとギャップを減らすことが出来るでしょう。

④入社後のフォローアップが弱い

入社した後、「認識の相違がなかったか?」「部署の居心地はどうか?」「仕事の習熟度はどうか?」といった確認をおろそかにしてしまうと、辞める決断に至ってから「実は、仕事内容が好きになれませんでした」といった話題になってしまうかもしれません。
定期的なアセスメントをいれると、本人のモチベーションの管理にもつながると思います。
また「上司だといいにくい」こともありますので、人事部や普段接していない人からのヒヤリングの場を設けられると、内在している不安を引き出すことも出来ます。

ミスマッチに関する悩みはつきませんが、若手人材が早期のタイミングで離職した場合の損出金額は、180万円程度にもなると言われています。
せっかく縁のあった人材が活躍してくれるように「情報共有」を丁寧に行なっていけることがミスマッチの解消に繋がっていくはずですので、ぜひ参考にして一つでも多く取り入れていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

エールスペック株式会社
マーケティングチーム:知念

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