エンニュイ

長谷川優貴(クレオパトラ/CHARA DE )主宰の演劇ユニット/演劇をする為に集まれ…

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長谷川優貴(クレオパトラ/CHARA DE )主宰の演劇ユニット/演劇をする為に集まれる場所。 名付け親は又吉直樹氏(ピース)「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語。物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」 WEBサイト https://www.yennui.com/

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  • クリエイションメンバー紹介

    各月の参加メンバーのプロフィールや意気込みを紹介しています。

  • 『無表情な日常、感情的な毎秒』クリエイションメンバーの感想

    『無表情な日常、感情的な毎秒』クリエイションメンバーの感想です。

  • 公演台本無料公開

    エンニュイの公演台本を無料公開しています。

  • 座談会

    座談会の会話を抜粋し文字起こししました。

  • 南里ラクトの稽古レポ

    制作を手伝ってくれている芸人「南里ラクト」の稽古場レポです。

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2022年エンニュイまとめ。

主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 2022年も終わりですね。 今年のエンニュイは変化の年でした。 2月まず、2月に去年から続く12ヶ月企画のラスト前の公演がありました。 この公演で、初のワンシチュエーションでの会話劇に挑みました。結果は、好評。なにかを掴んだ感じがしました。同時多発な場面もあることから、青年団と比較されたり、これまで他と比較されたことがなかったので良く

    • 巨大な秘密への侵入経路=セリフとはなにか。(「ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。。」→「口(しかく)」へ)

      ※この記事は、エンニュイのドラマトゥルクを担当している青木省二氏が寄稿してくれました。 □弔辞 本作「ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。。」では登場人物の「ガムくん」が喪服を持っていない、というシーンがあるが、喪服を持ってない、で思い出されるのは甲本ヒロトだろう。 当時の報道で例のシーンがハイライトだったのは、ヒロトってかっけー、とか、故・キヨシロー氏との関係っていいよね、ということよりも(そう思う人もいたにはいただろうけど)、もっと根本的な話として「甲本ヒロトって(い

      • 平井寛人さんの『口』稽古場レポート

        主宰長谷川の『口』創作日誌平井寛人さんの稽古場レポート ※下の記事は、今回制作協力をしていただいている平井寛人さんが寄稿してくれました。  2月7日(水)、天気、晴れ。東京都某所。「組合/場所」を自称(劇団HPより)し、小劇場という種種雑多な業界においても独特なスタンスを示し続けている、エンニュイの稽古場にお邪魔した。  その世界に何があるのか、客観視して面白がるような――確かめ合うような時間を経て、何かが確かに深まっていく。  キャスティングされた役者さんの旨み成

        • 耳の野蛮さについて。(「きく」のプレゼンテーション)

          主宰長谷川の『きく』創作日誌 ※下の記事は、エンニュイのドラマトゥルクを担当している青木省二氏が寄稿してくれました。 耳の野蛮さについて。(「きく」のプレゼンテーション)今は時代の大転換期であり、それを象徴するイデオロギーのひとつに「傾聴せよ」というものがある。良好な関係を築くためにはとにかく「きくこと」をすればいいらしく、「8割聞いて2割話すと、みんなから愛され、ビジネスも恋愛もうまくいく!」らしい。 しかし素朴に思うのだが、そのゲームに全員が参加した場合、なんと言うかシ

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        2022年エンニュイまとめ。

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        記事

          明日は学下コーヒーで「くせ」です!

          主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 《「くせ」》 人は、みんな何かしらの「くせ」を持っている。 それは、時には自分自身の味方になるし、時には邪魔者にもなる。 でも、それがなくては、人間は人間たりえない。 そんな「くせ」を通して、少女と大人たちの交差する空間が生まれます。 小学生の女の子と一緒に繰り広げる、エンニュイのパフォーマンスライブ。 ぜひ、あなたも学下コーヒ

          明日は学下コーヒーで「くせ」です!

          「CoRich舞台芸術まつり!2023春」エンニュイが最終審査に選出されました!

          主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 「CoRich舞台芸術まつり!2023春」第一次審査、51団体の中から10団体としてエンニュイが最終審査に選出されました!  2023年3月、三鷹SCOOLにて上演する『きく』が最終審査対象公演となります。 「CoRich舞台芸術まつり!」とは? 日本各地で精力的に活動する舞台芸術団体の優れた作品を、より多くの観客と分かち合うことを目指

          「CoRich舞台芸術まつり!2023春」エンニュイが最終審査に選出されました!

          新メンバー加入のご報告と「新しい人」の感想。

          主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 エンニュイに新しいメンバーが入りました。 メンバーを募集したところ、数名の方が応募してくれました。まだ、体制がしっかりしていなかったので面談の日程が合わずで連絡が遅くなってしまった方々すみませんでした。そんな中で、一人の仮メンバーが決定しました。何故仮なのかというと、いきなり入ってしまってお互い「なんか思ってたのと違うけど、もう辞めるに辞

          新メンバー加入のご報告と「新しい人」の感想。

          9歳の出演者と共に創作している2月23日の学下コーヒーでのライブ『くせ』のお誘い。

          主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 2月23日に、パフォーマンスライブをします。 今年は『癖』をテーマに一年かけて様々なアプローチで創作していき、年末に一本の演劇を作る予定です。それの一発目です。 去年と一昨年に、12ヶ月公演という企画をしていました。 お笑い芸人がM-1などの賞レースを目指して、一年かけて様々な会場で、色々な観客の前でネタを叩き、強くしていくのと同じ感

          9歳の出演者と共に創作している2月23日の学下コーヒーでのライブ『くせ』のお誘い。

          市川フーという存在。そして、大引用時代。(横丁オンリーユーシアター2022「かもしあう」)

          ※この記事は、エンニュイのドラマトゥルクを担当している青木省二氏が寄稿してくれました。 「かもしあう」のドキュメンタリー的な滞在制作の記録映像をエンニュイYouTubeで公開中です↓ (今後、本番の映像と本番のダイジェスト映像もアップ予定です。気になる方は是非チャンネル登録お願いします!) 観客の皆様は酒蔵に着く、と御多分に洩れず、入口で待たされる。定刻になってようやく、酒蔵の責任者、みたいな風態の男が現れ、パフォーマンスが行われる部屋まで誘なわれる。この段階で、この男

          市川フーという存在。そして、大引用時代。(横丁オンリーユーシアター2022「かもしあう」)

          今年のことと、『新しい人』へのお誘い。

          主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。 noteでのご挨拶はしてなかったので一応 新年明けましておめでとうございます! 今年もエンニュイをよろしくお願いします。 今年は、エンニュイでは珍しく5月くらいまでのスケジュールが決まっています。今までは行き当たりばったりでやってきましたが、新しくメンバーができたおかげで先々のことが決められました(笑) 日々言っていることややっている

          今年のことと、『新しい人』へのお誘い。

          新しいエンニュイからご挨拶。

          2021年から長谷川優貴一人での演劇ユニットだったエンニュイが新メンバーを入れて組合として再スタートをすることになりました。 メンバー 青木省二 市川フー zzzpeaker 高畑陸 土肥遼馬 二田絢乃 長谷川優貴 以下、メンバーのエンニュイへの意気込みコメントです。 長谷川優貴 長谷川の想いは、個人のnoteに書いてあります。↓ エンニュイのメンバーになりました。 自分は芸人から始まり、コンビを組んだり1人でやってみたりしてきたので、劇団というか団体

          新しいエンニュイからご挨拶。

          10/23 土肥のワークショップレポ『そこに”居る”ことと、”居場所をつくる”こと』

          ※この記事は、演出助手を担当している土肥氏が寄稿してくれました。 YUUKI HASEGAWA workshop 『グラデーション』、今回も出演側として参加しました 普段は裏方で、このワークショップでだけ演技をするという、不思議な立ち回りになってきた グラデーション 役と自分自身、舞台と客席、演劇とインプロ 色んな二項対立の中間を体験すること、0にも100にも振れない針を探すこと そこから、舞台上に”いる”感覚を探る 今回は役と自分自身のグラデーションを何より感じました

          10/23 土肥のワークショップレポ『そこに”居る”ことと、”居場所をつくる”こと』

          9/18 ワークショップ参加者の方々からの感想

          2022年9月18日に開催したエンニュイ主宰の長谷川によるワークショップの参加者の方から感想を頂いたので掲載させていただきます。 ↓ワークショップ概要 ↓主宰の長谷川の感想 ↓演出助手を担当している土肥氏が寄稿してくれた感想 ワークショップ感想 お芝居って何が起こるか分からない、という面白さがあると思うのですが、今回のWSでは2回本読みをしてすぐ本番だったのでいつもと違うドキドキがありました。自由にやる楽しさと台本に書かれていた展開をどう進めていくか考えながらのお芝

          9/18 ワークショップ参加者の方々からの感想

          人と繋がっている感覚。

          https://note.com/hasenote/n/n03fb47ff14da ※この記事は、演出助手を担当している土肥氏が寄稿してくれました。 先月は見学のみだったのですが、今月はなんと参加(出演?)しちゃいました。 なんと、というのは私が普段演技をする経験が全然ないので、そういう表現になりました。 純粋に、楽しかったです。こんなに手放しで楽しんでいて良いのか?と不安になるくらい。 同時に、俳優の方(特に、エンニュイに出演している人)はこんなに大変なことをしていた

          人と繋がっている感覚。

          わたしたちは単にバラバラであったりバラバラになったりする。(「平面的な世界、断片的な部屋」についての断片)

          ※この記事は、平面的な世界、断片的な部屋についてエンニュイのドラマトゥルクを担当している青木省二氏が寄稿してくれました。 公演台本無料公開中!初演(ロングバージョン)のダイジェスト映像↓ □1 芝居の最中に地震が起きて、この舞台上に溢れるナルシズムを破壊してくれればいいのに、と願うことがある。言うまでもなくこの願いが可能なのは、都市の劇場がそんなヤワに作られていないからだ。破壊するのは人間の命でも劇場という財でもなく、たったちっぽけなナルシズムに限られるからであり、そこに

          わたしたちは単にバラバラであったりバラバラになったりする。(「平面的な世界、断片的な部屋」についての断片)

          8/21 ワークショップ参加者の方々からの感想

          先日開催したエンニュイ主宰の長谷川によるワークショップの参加者の方から感想を頂いたので掲載させていただきます。 ↓ワークショップ概要 ↓主宰の長谷川の感想 ↓演出助手を担当している土肥氏が寄稿してくれた感想 ワークショップ感想 失敗したらどうしようという失敗自体が存在しない温かな安心出来る空間で、台本はあるのにこのあとどうなるのだろうというわくわくが常に舞台上で体感でき本当に楽しかったです! はじめましての参加者さん、台本の登場人物の魅力を短い時間の中で沢山発見で

          8/21 ワークショップ参加者の方々からの感想