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『弱いつながり 検索ワードを探す旅』 東浩紀

2019年10月11日
読了。

今書は、2012年から2013年に
かけて、思想家である東浩紀さんが
記したものである。

人にはいろいろな考えや思いという
ものがある…

私もいまだに、どこか引きずり、
折り合いをつけれないのは、
東日本大震災と
福島原発爆発事故だ。
九州に在住していて、
被災者でもない私が、
どこかで、何かを考え、
何かを伝え、発信していく
ことにおいて、
この3•11は、ずっと
留まり続けている。
〝偽善〟という言葉を
抱え続けながら…

読書好きでも、
自己啓発書の類いなども、
読みたくなくなった
それから、年月が経って
いくのだが、
図書館へ本を借りに行っても、
その本が何年に執筆されたのかを
確認する癖がついてしまった。

2011年3月11日
以前と以降では、
表現者たちの書くものが
違うと思ってるし、
いろんな表現者たちは、
3•11以降、どういうことを
伝えたいのかを、
偽善者なりに知りたいからだ…

思想家 東浩紀は、
福島にも足を運ぶ、
そこで、感じたことを、どう書くのか、
私は、それを読みたかった。
自分の中では、それを読んで、
どうだという答えも出せないが、
読めてよかったのは確かだ。

9つのチャプターからなっており
8章のボーナストラック
〝観光客の五つの心得〟
は、心に沁みる。

1•無責任を怖れない

2•偶然に身をゆだねる

3•成功とか失敗とか考えない

4•ネットには接続しておく

5•しかし無視する

とかく、警察も多く、
やたらと叫び、怒る人が多い、
しがらみと縛りから、
逃げて、生きていきたいものだ。

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