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#71 香りの力を借りる

皆さん、香りって好きですか?

最近、「香害」なんて言葉も出てきていて、私も東京に住んでいたときは、満員電車で近くの人の香り付き洗剤や柔軟剤などの人工香料で具合が悪くなって倒れていた人でした。
香りには具合が悪くなるものとならないものがあって、なぜだろう?と思っていたら、香りを持続させるために使われているマイクロプラスチックが悪さをするのだと知りました。分解されにくく、海も汚染してしまいますし。
使っている側も、まさか自分が迷惑をかけているとは思わず、むしろその香りを気持ちがいいと思って使っていたりするものだから、悩ましかったりします。乳幼児の嗅覚を育てるのを阻害しているじゃないかな、とも思います(さらに知りたい方は、こちらの記事など参照にされてください)。

嗅覚は、五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わります。香りの成分は、感情や本能をつかさどる大脳辺縁系や、自律神経系をつかさどる視床下部に情報を届け、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。精油成分が皮膚から身体に働きかけることも分かっています。
香りの情報から、過去の経験と結びつけ、良い香りなのか、嫌な香りなのかを脳が判断して、心身をリラックスさせたり不快な気持ちにさせたりします。

香りと脳が密接に結びついているので、香りから受け取る印象を視覚化することで、今の自分の状態を知ることができます(アロマリーディング)。
逆に、積極的に好きな香りを嗅ぐことで、脳をリラックスした状態にすることができ、感情に働きかけることができます。その際、ぜひ化学合成した香りではなく、自然な香りを用いてほしいなーと思います。

柔軟剤なら・・・手作りすることもできます。
食酢100cc(または水100ccにクエン酸大さじ1を混ぜたもの)とグリセリン大さじ1 を混ぜます。すすぎ水30Lに対し、柔軟剤代わりにこの溶液30ccを入れて使います。精油を混ぜておいてもいいと思います(洗剤の種類によってはは柔軟剤の効果が期待で きない場合もあります)。

一見、自然に見える精油も、販売ルートによっては、混ぜ物がして水増ししてあったり、合成由来の香料が混ざっているものも多くあります。芳香目的ならまだしも、乳幼児がいたりマッサージなどに使うときには、オーガニックのものや混ぜ物がないグレードのものを選びたいものです。どんな材料を用いてどんな製法をしているのか開示しているなど、信頼できる販売会社から購入してほしいなと思います。

そこで、忙しいこの時期には、私は積極的に香りの力を借ります。
時々購入しているお花を香りのいいものを選びます。春は、スイートピーを始め、香りのいいお花がたくさん出ます。
今、自然豊かなところに住んでいるので、疲れたなーと思ったら、菜の花畑を見つけて、車を停めてしばらく菜の花に埋もれていると、いい香りに囲まれて、深いところからものすごくリラックスしてきます。眠りたくなっちゃいます。表題の写真のように、畑で菜の花をいくらかいただいてきて、食べる分と飾る分と。菜の花は大好きな香りの一つです。食べると、取れたての菜の花はみずみずしくて、炒めてもさっと水分を感じられるほど。

色んな菜の花があるんですよね。とう菜(かき菜)、小松菜の菜の花のほか、先日は白菜の菜の花をいただきました。甘くてとってもおいしい!
白菜が巻かずに越冬したものは、春になってとうが立ってきて、菜の花がいただけます、巻くと寒さに弱いけど、巻かない状態のものは、比較的寒さに強いようです。

香りは、上に書いたように人工香料は苦手(たぶん化学物質過敏症なんだと思います)ですが、自然の物は、このように積極的に取り入れるようにしています。季節によって、体調によって、好きな香りも異なります。
ルームスプレーを作って、イライラしたとき、疲れたとき、と、目的に応じて使い分けて、よくシュッシュしています。天然の精油だと、持続力はないのですが、それが自然だなと思っています。

今日も読んでくださってありがとうございました。
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それでは、また明日!

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