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読書 - 「年収6割でも週休4日」という生き方

この投稿は2020年7月に書いたものです。もう8ヶ月も経ってしまったということ?!フリーランスとして仕事を始めてからの時間の経過の早さにいま、顎が外れそうになりました。
自粛の今、家から出られず時間があって暇すぎるんだ!というフリーランスは、図書館に行って良い本借りて読む、というのがもっとも良い時間の過ごし方ではないかと思っています。

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6月に仕事を無くしたタイミングで所得税、区民税の納税のお知らせが来て
(6月から新年度がスタートなので)お金が出ていくばっかり!と嘆いた自分が居たが、一旦納税の話は置いておいて、実はすごく良いことがあった。

区役所と税務署に足を運んだおかげで、「図書館」というものが存在していたということを思い出すことができたんだから!

読みたい本がいっぱいあって、Amazonで本を買いまくっていた私は、「図書館」という存在をすっっっかり忘れていたのだ!

本が好きなあなた!いや、好きでなくても、暇しているあなた、今すぐ、図書館へ!!!

ウイルスのせいか、誰が触ったか分からない本を借りるのには抵抗があるからか、平日の図書館は本当に静かだった。クーラーも可動している。そして本も雑誌も新聞も読み放題!
ここは天国?!

税務署のあと立ち寄って、早速カードを作り、3冊借りることに。フリーランスを始めるに当たって、参考になりそうな本を借りた。そのうちの1冊が素晴らしい本で、感動している。


"「年収6割でも週休4日」という生き方"(貼れるリンクがAmazonという皮肉さ!)


アメリカに長く住んでいた私なので、アメリカ人社長のビルさんが古き良き日本の考えに感化され日本でずっと経営をされてきたことにまず驚きと尊敬で、FIRE(Financial Independence Retire Early)に絶対取り組まないと、と思い込んでいた私に疑問を投げかけてくれた。

図書館の本なのでハイライトはできないし、最近始めた新しい読書法(今後ご紹介)も実践できないし付箋で写真の通り我慢。

2008年発行のこの本は、日本のGDPは約500兆だが300兆円まで下がってもおかしくない、と提言。経済規模の縮小を極端に悲観することはない、と。(ちなみに2020年現在、日本のGDPは4.97兆ドル=532兆円で、12年で1%ちょっとアップした状態)

2008年はサブプライムローンの真っ只中の時でその時彼は、会社の社員の人たちに下記のようなコミュニケーションをとった。

「アシスト(ビルさん経営の会社)はけっしてリストラはしない。
<中略>
だが急激な経済縮小が起きる可能性があるのであなたと家族は、今よりもずっと少ない収入で暮らす準備をしなくてはならない。その方法として
①あなたがスキルの高い勤勉な情報活用の専門家になること
②あなたと家族の消費中毒を治すこと
③これまで他者にお金を払ってやってもらっていたことを、自分でできるように学ぶこと(刺繍や修繕など)

が挙げられる」
ということが書かれている。


そしてその方法を実現するために、家庭菜園やDIYを行う家庭に金銭的補助やクラスを提供していると言う。なんて素晴らしいんだろう。

他にも興味深かったのは1930年代にはアメリカにも「倹約」の習慣が残っていたがそれ以降石油エネルギーの誕生ですっかり「消費」の世界に進んで行ってしまったこと、また日本がそれにどれだけ感化されてきたかということ。

デリバティブ(金融派生商品)の考え方(そう、商品ではなく、考え方!)についても興味深い説明があったり「貯蓄から投資へ」のスローガンはプロの博打打ちが素人を相場に引き込むための甘い文句、等勉強になることばかりの内容だった。
投資のことを一生懸命考えていた私にとっては、立ち止まって考える機会のみでなく、本当に大切なことは何かをきちんと考える機会ももたらしてくれた本になった。

これだから本は面白い。
本から学べることが多すぎて、フリーランスとして読書の時間が増えた今、吸収すべき時なんだろうなと思い、とにかく読んでいる。同じように感じ、行動されているフリーランスの方と意見交換をできたりすると、すごく嬉しい。

ということで、図書館って、素晴らしいサービスだとは思いませんか。

さらにさらに、本をおなじ区のどこで返却しても良いだなんて、あまりに親切すぎやしませんか...。このために納税をしているんだと、私は感じることもできすごくポジティブな経験となりました!

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