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重たい愛

実家に帰るや否やワクチン未接種の僕に対し、両親から接種を急かされ、叱られた。

心配やねん

と父は実家を後にする送迎の車で言っていた。でも、それが逆に困るし、しんどいのと脅されてるように聞こえるが超本音。僕もそうやって恋愛で失敗したから人のことなんて言えたもんじゃないが、やっぱり嫌なんだと思うし、行動に移さない方が良いのかもしれない。

極端な心配

昔から親の心配が極端に強いし、勝手な行動しまくって怒られまくった僕はあれこれ親の顔を伺って外でも伺って人生を歩んできた。その上、幼稚園入園を拒否しかけたり、泣かせまくったりなどコミュ力の欠如などでいい友達の作り方が長年分からず、メンヘラ的な友達を持ってしまったなんてこともある。

良くなって成長

大学になり、フリーターに落ちぶれたりして自分だけの時間が増えると、どうでもよくなることが増えて、良い出会いやポジティブな言葉に囲まれることでコミュ力や良い友達を見つける術などを身につけてきた。そして、感情の捌け口を見つけたことも大きく成長したきっかけなのだと思う。

親の恐怖

ただ、やっぱし親の愛情は過剰で勉強をきっかけに恐怖を抱くことが多くなり行動しなかったら、高学歴仕込みの厳しさで父に叱られる。そして、逃げ場や気軽に話せる相手がいなくて、自滅寸前まで追い込まれるなんてことも多々あったし、メンヘラかましたところでまた嫌われる悪循環だった。

子の心親知らず

親の悩みは誰に言おうにも否定されることが怖かったりする。外では自分らしくいられるが、どこか全てを打ち明けるのが怖すぎて結局何も変わらない。「子の心親知らず、親の心子知らず」がピタッとハマるし、僕の心の内をあまり本音として明かしてこなかったことも原因であるし、過剰に愛を注ぐ理由にもなる。

マシなとこ

ただ、ヒステリックで物事を語らないし、趣味をそこまで否定されないのは救いだし、テレビや他愛ない話、美味しいものぐらいはそれなりに話せる。それに鉄道のことは「乗り換え検索」より僕の方が早いぐらいに頼られる。こんぐらいだろうかポジティブなことと言えば、それでもないよりマシだ。

新年の目標をへし折るような圧力と理論で潰されそうになって僕はどう立ち向かえばよいのか。1人ではなかなか埒が開かない。とりあえずワクチンで差別されないようにきらわれないようにされるのが先だろうか。

そして、僕はこういう重たい愛で人を傷つけたくない。それで関係破綻は避けたい。それなりの軽い愛を注げる人間になりたいと思う。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。