見出し画像

今見直すとき

今朝方3回にわたって同じ場所で地震が発生した。震源を見ると滋賀県長浜市辺り。僕が現在住んでる京都を始め関西から東海、北陸の広い範囲で揺れを観測した。我が故郷が震源とあって非常に気掛かりだ。しかも、1日で立て続けに同じ震源で3回も起こってしまってる。「序章」のような気がして仕方がない。

僕の地元の滋賀は比較的地震に遭遇することがどういうわけか少ない傾向にある。実際僕は14年間住んでいて、大きくても震度3ぐらい。震度4すらあまり記憶にない。阪神淡路大震災では滋賀北部でも今でいう震度5強から6弱ぐらいはあったと、中学時代の担任から聞いたが、僕は生まれる前だから知るよしもない。

大阪北部地震のとき、大津にいたときに震度5弱を初経験したときに初めて地震が他人事ではないことに気づいて、防災用品を買い揃えた。それでも、なかなかそれ以降に地震を経験することは比較的稀になってきている。

とはいえ、滋賀だと、琵琶湖の西、比叡山を中心に府県境に「花折(はなおれ)断層」を含む「琵琶湖西岸断層帯」を始め、多くの断層が存在している。今朝の地震があった湖北地方や岐阜県揖斐川町周辺にも数多くの断層があることが指摘されていて、複数回大地震があったという文書が残っている。約100年前には「姉川地震」という大地震があって、今の長浜市の旧虎姫町域を中心に甚大な被害を出した。さっきの地震でも地元にいた中学or小学生時代聞いた記憶が蘇ってきた。それほど、自分事だと思う。

「災害大国」にいる限りは地震は避けられないこと。熊本や東日本、北海道などで起こったことがいつか我が身にということは容易に想像できる。各自治体もあらゆる想定、特に最悪の事態を想定して思いつく策を打ったり、様々な被害に学んでいろんなことをやっている。どこまで生きるのかは定かではないし、我々でも防御するためのでき得る限りのことはやってく必要がある。不安に駆られるのは人間誰でもそうだ。でも、起こったからこそ、いろいろ見直すきっかけづくりとなる。いざというときにどこまで防御できるかが鍵だと思う。万全に備えておきたい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。