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vol.3-4 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(延岡)


「国際協力に従事している人=聖人君子」なんてのは、ほんと“幻想”でしかないですよね。哀しいかな、今の世の中を生きていく上では、私たちだって自分の生活を成り立たせる上で最低限のお金は必要ですし。


原さんが指摘している、日本の国際協力やNPOに携わる人たちの「給与の低さ」に関しては、私も同感です。日本国内と欧米のNGOだと、かなり大きな差がありますよね〜〜。


実際に私も聞いた話ですが、某大手国際NGOなんかだと、ナショナルマネージャー(事業実施国の事務局長)クラスになると月収800万円以上だとか。


収入面だけでなく、社会的な認知度や人気も日本と欧米では大きく異なりますよね。アメリカやイギリスでは人気就職先ランキングに国際NGOやNPOが当たり前のようにランクインしています。(文系=人文・教養・教育系専攻に限るそうです)

給与水準が高いから人気が高いのか、人気が高いから給与の水準が上がっていくのか。どちらが先とは言えませんが、NPOやNGOの活動に対して社会的に認められ、経済的にもきちんと評価がされていることは明らかでしょう。


大学生にして、NPOを立ち上げた原さん。前回記事内、以下の部分をもう少し掘り下げていきましょう。

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