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若者にとってはどっちが天国?【都市か地方か】

こんにちは!東京から長野に移住して花屋で働いているyugyoです。

今日は、東京で生まれ育った私が地方に引っ越してきて、だいぶ個人的な見解ですが、地方で暮らすのと東京で暮らすのどっちが良かったかについて話していきたいと思います。


まずは簡単に自己紹介

私は97年生まれで執筆当時は24歳。
移住は単身です。

これまで暮らしたのは、東京と上海。
東京は実家で、上海は仕事で半年ほど住みました。

両親も東京の人なので、おばあちゃんちも東京。広くて大きな田舎のおばあちゃん家に憧れていました。

東京から私が引っ越した長野県の街は田舎って感じではないですが、栄えてるわけでもない、小さな街です。

もう少し自然の豊かな田舎の方に住みたいのでただいま準備中といったところです。

人口密度で言えば
14人/km2→ 98人/km2
約7倍近い変化です。

都市も地方もそれぞれ良し悪しがあるので、自分がそんな人生を望んでいるかを知ることが大切だと思います。

それぞれの良いところ悪いところについて考えみました。参考になれば幸いです。

東京はどう?

良いとこ

1,人の繋がり
2,日本の変化がわかりやすい
3,いろんな施設のレベルが高い

1,人の繋がり
東京には人が多い分、いろんな人がいます。フットワーク軽くいればバックグラウンドの違う人とすぐ出会えて、輪が広がっていく。
それが、まだ何者でもない人間にも用意されているのが、東京のいいところだと思います。

仕事関係や、何か趣味のコミュニティに参加していれば、どこでも人脈は広がっていくと思いますが、そうじゃなくても、ちょっと興味のあるイベントに参加したり、友人に誘われて遊びに行ったりするだけで異業種でもつながりができるのはなかなか特殊な環境でした。

2,日本の変化がわかりやすい
流行や世界の流れの影響を一番初めに受けるのは、やっぱり東京。

だいぶ前の話ですが、銀座のソニービルがなくなって公園になりました。

高くそびえていたビルがすっぽりとなくなり、後ろにいたエルメスの建築がキラキラと輝いていました。これからはものを売る場所より体験や共感みたいな価値が求められる時代なんだなと感じました。

世界のブランドが初上陸して、常に新しいデザインを見たり、
変化を感じられるのも、東京のいいところだと思いました。

それでも東京は世界の都市と比較すると遅れているようなので、本当に最先端の情報を求めているのなら、世界に飛び出していくのがいいかもしれないですね。

3,いろんな施設のレベルが高い
これは一番感じることです。
東京の商業施設は地方と比べればとてもレベルが高いです。そもそも、私が住んでいる街はお店が少なくて、個人商店がほとんどなので、比べることができないですが、、
ブランディングとか商品内容とか、いつも進化しているし、できなければすぐになくなっていく。生き残りが厳しいからこそ、提供されているもののクオリティは常に高いので、見ていて飽きないお店ばかり。

書店はイベントや展示をやって面白い情報をいろんな方法で発信しているし、セレクトショップのディスプレイや扱っているもののセンスがいいのでいつ行っても楽しませてくれます。

悪いとこ

1,人混み
2,キャパオーバー
3,お金

1,人混み
これは仕方がないですね、人がいっぱいいるのでどこも混んでいます。コロナの影響で朝のラッシュとかはだいぶ人が減りましたが、それでも人口密度が高い。東京に住んでいた時は多少慣れてはいましたが、今は無理かもしれません。

2,キャパオーバー
東京のいいところに、人間関係をあげましたが、人との繋がりを含めて情報がすぐにたくさん手に入る状況だこらこそ、キャパオーバーに陥りやすい。私は東京にいた時、たまにぐったりしてしまうこともありました。
自分のキャパを把握していなければ、あれもこれもチャレンジできちゃうので、ついついギリギリまで頑張ってしまいます。

それを繰り返しながら学んでいくと考えたら、若い頃は東京で経験を積んだことが、自分の価値観を知るきっかけになっているのかもしれません。

3,お金
一人暮らししている人は、もちろんですが、実家暮らしの私でも、東京にいた時は結構お金使っていたなーと感じます。

確かに家賃が高くて、お金がかかるのもあるのですが、一番はお金お使う機会が多いのだと思います。特に、私は仕事がある日は1日1000円以上はコンビニで何か買っていました。あとは、何気なく入るカフェとか。

それもこれも、店舗数が多いからこそ、お金を使う機会が多かったと感じています。

確かに東京の方が賃金が高かったりするのですが、無駄なものを買っていたり、それを買うために働いていたりと考えると、私はその部分の出費が減ったことは良かったことだと思っています。

長野はどう?

良いとこ

1,通勤時間3分!と、ふとした景色
2,面白い人を見つけやすい
3,ゆとりがある

1,通勤時間3分!と、ふとした景色
これは私の場合の話ですが、電車で往復90分くらいかけて通勤していたのが、自転車で3分になりました。笑

これは、便利な場所でも比較的家賃が低いので、暮らすことができているのが一因です。

ただ、田舎は車社会なので、車を持っていれば行動範囲がぐっと広がります。なので逆に都市より通勤時間がぐっと増えることも考えられます。

私の上司は車で40分くらいかけて通勤してます。その人も名古屋出身で、東京から引っ越してきた移住人ですが、毎朝の通勤ストレスは長野に来る前と比べて、ほとんどなくなったと言っていました。

通勤時間をパーソナルスペースで過ごせること、車中からの景色が美しいので、多少通勤時間が長くても、ストレスを感じないそうです。

私も通勤途中に見える山並みが好きです。天気や空気の状態によって全然景色が違うので、季節の変化に敏感になったような気がします。

2,面白い人を見つけやすい
人が少ないので、出会う人は少ないですが、面白い人が面白い人を連れてきてくれるので、そういう人たちを見つけやすいです。

都心部から長野に移住してきた人も多く、その人たちは全く同じではなくとも何か共通した思いや感覚があるので、共感もしやすい。

慌ただしい毎日から抜け出したい。自然に近い暮らしがしたい。

そういうコンセプトで活動している作家、宿、レストランなど、素敵だなと感じるお店が、たくさんあります。決して近い場所にはないですが、行ってみたい場所ばかりです。

それもこれも、自分がそんな暮らしをしたいかを中心に選んだ場所だからこそ、コンセプトに共感できるのだと思います。

3,ゆとりがある

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私が東京で働いていた花屋さんは新宿にありました。
駅にも近かったので、人の数は結構すごかったです。開店と同時に準備が始まるので、忙しい日はてんやわんや。

それに比べると、今はお店の開店時間前に2時間ほど準備の時間があって、しっかり掃除したり、お花の作業をしたりと、ゆとりを持って仕事ができています。

これもお店によるので、東京でもゆったりと働ける場所があるのかもしれないですが、少なくとも私は場所を変えたことで、起こった変化です。

業種やお店の内容もあるとは思いますが、家賃や人件費が東京に比べて低いことであまり効率化を追求しすぎていないところに、心の余裕が生まれる空きを作っているのかもしれません。

悪いとこ

1,何もしなければ、何も起こらない
2,不便なことが多いです
3,以外とライフラインが高い

1,何もしなければ、何も起こらない
東京のような外的刺激が少ない分、何か行動を起こさなけでば何も起こりません。積極的にインプットしないと情報も入ってきません。

能動的にならなければ、狭い価値観で一生を終えてしまうかもしれません。

小さくても街は街なので、お金があれば衣食住を個人で完結することもできちゃいます。面白い活動に参加したり、知り合いを作ったり、何か楽しみを見つけたり、そのマインドがないと結構退屈しそうです。

2,不便なことが多いです
もちろん不便あことはあります。
「コンビニが少ないのでトイレ行きたくなったらどうしよう」とか、
「スーパーが8時に閉まっちゃうし、そんなに近くないからまとめ買いしないと」とか、小さい不便がたくさんあります。

あと、面白そうな場所に車でしかいけなかったり、車で10分かかるところが、電車で1時間かかる、あるいは行けないこともあります。
現在、私は免許を持っていないので、早く取らなくちゃと日に日に感じています。

そう行った不便を楽しむことができたり、慣れてしまえば、あまり気にならず過ごせると思います。

3,以外とライフラインが高い
土地の値段が安いので、家賃は安いのですが、近いや人口密度や自治体の経済力など、様々な影響を受けていてガスや水道といったライフラインが東京よりも高いです。
東京でその二つを負担していなかったので、実感はないのですが、友人は東京から引っ越してそれらの費用が二倍になったと話していました。

どんな人が田舎に向いている?

東京と長野を比較してみましたが、それらを踏まえて、どんな人が地方ぐらしに向いているのかを考えてみました。

実際私はこっちに移ってきて後悔はないですし、楽しみなことが結構あります。でも、誰にでも当てはまるとは思っていません。

自分がどんな人間かを知っておくことと、どういうで生活をしたいかというイメージを持っておくことが大切だと思います。

・用意されたものより、自分で動く方が楽しい
・面白いものを見抜く力がある
・ひとりがそれなりに好きで、暇でも大丈夫

テーマパークのようにあらかじめ用意されたエンタメは、地方にはほとんどありません、その代わり自由があるし一から作ることができる。
これが楽しみの一つでもあります。
何か面白いことにアンテナを貼って積極的に行動することができれば、どんな場所でも、可能性を広げていくことができます。

とはいっても、人が少ないので、結婚していたり家族と暮らしているのでなければ一人で過ごす時間も増えます。一人でも楽しく過ごせて、暇を愛せれば、ゆとりのある地方の暮らしは最高です。

それでは!

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