毎日2000文字を書いて1週間経過したところ感想

このテキストで2000文字チャレンジ7日目になりました。
この1週間で約14000字書きました。
普段からnoteで発信していたため
書くことには慣れていましたが、
それでも1000字前後だったため、
2000字の文章を書くことにはハードルを感じていました。

そもそも、なぜ2000文字書いていたのかというと、
最近、本を出しました。
自分で企画制作デザインした、
電子書籍なのですが、
それは、一万五千字です。

これから、電子書籍のデザインを仕事にするので、
自分で一度作ることを経験してみようと思い作りました。

目標は3~5万字を目指していたところ、
10000字でも「ひーひー」言っていました。

また、2000字はWebの記事やコラムなど
短いテキストの目安になるため、
とりあえず最初の目標としました。

ここ1週間続けたことと、
ちょっとしたコツで、
段々と文字数に対する抵抗感がなくなりました。

私が発見したコツを
2W(ツーダブリュー)と名付けました。笑

1、分ける
2、割り切る

です。

1、分ける
例えばお題がチーズケーキだったとして、
好きか嫌いかだけで2000字書くのは相当厳しいと思います。
もう少し解像度を細かくしていく必要があります。

誰よりもチーズケーキが好きで、話したいことが
たくさんあれば話は別ですが。

そうでない場合、
もしかしたらあなたがチーズケーキを嫌いだったとしても、
それについてある一定の長さの文章を書くことができます。

チーズケーキが嫌いなのであれば、
食べたことがあるのか、あるいは、食わず嫌いなのか、
他に嫌いな食べ物はあるか、
そこに共通性はあるか、
じゃあチーズそのものはどうかと、

チーズケーキと自分の対象の間に存在する
関係をできるだけ挙げます。

嫌いという内容をさらに細分化していきます。

嫌いなものについての話を広げ、
そして最終的には自分という
人間の分類にまで話を続けることができます。
大切なのは、好きなのか嫌いなのか
その意見です。

ここで次のコツが登場するのですが、
この文章が面白いとは限らないということです。

でも、まずは2000字書くことに慣れたい私にとって、
面白さを求めることは、
赤ちゃんがハイハイからいきなりランニングを
目指すものです。
方法も体力もまだ身についていません。

なので次のコツは、
それがたとえ面白くなかったとしても割り切ってしまっています。

あと、常に有用な文章を書こうとすると
非常に辛くなってしまうと思います。

世界の映画が全部ドキュメンタリーになってしまったら、
リアルを突きつけられすぎて疲れてしまいますよね。

世の中、何の役に立つのかわからないようなことでも、
存在価値は見出せるものです。

私の今の段階では、書く意義とか面白さとか、
一回、割り切ってしまっています。

別に長く書く必要性はないものの、
文章をというのはその人の視点の数を
可視化したものでもあります。

1つの対象に対してどれだけの、
視点を引き出すことができるか。

これは文章を書くだけではなく目の前のことを
じっくり観察する機会にもなるため、
私はこの習慣を気に入りつつあります。

このようなスタンスでいると、
一日過ごせば何かしら書くことがあるという結論に至りました。


電子書籍を出版した話

話は戻りますが、
電子書籍を出版しました。

書いてみて、改めて思ったことは、
電子書籍は本のようで本でない
奇妙な存在であるということでした。

現状、多くの人の認識は、
「タブレットやスマホで読める本」
であると思います。

本だと思っているから、
スマホの画面では読めづらいと
感じてしまうのです。

また、紙の書籍の場合、
歴史が古いため
長い時間をかけて読みやすいように
校正やフォントが研究されてきました。
それは「紙の上に印刷された文字」が
読みやすい状態であるかどうかです。

画面上では画面上で、オリジナルの
理論が必要になってきます。
紙の本は「綴じる」という制約があるため
見開きになるという特徴があります。
ただ電子書籍はその特徴がなくなるため、
見開きのイメージで制作すると、
だいぶみづらくなってしまいます。

最近に美容院は、雑誌ではなく
タブレットを渡され、
そこから選んで読むことができますが、
見開きで作られているため、
非常にみづらくなっていました。

電子書籍は、
「本」というより
「カード」の
イメージに近いと思いました。

書籍の形式も、それをイメージしてみると
もう少し違ったアプローチができそうです。

いただいたサポートは、花と民芸の表現の追求にあてさせていただきます。