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【初心者向け】ヘラクレスオオカブト、幼虫から成虫までおすすめ飼育方法

小学生の男の子、そして今や私の憧れの存在。世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブト。細かく言うと、その中にも種類があって最大なものはヘラクレスヘラクレスと呼ぶ。とはいえ、成虫で買うと(近隣の裕福なご家庭は成長を買ったらしいが…)昆虫ショップで大きさ次第だが、40,000円もの高価なもの。子供に買い与えるのは、私の教育方針というか、金銭感覚というか、あり得ない。昆虫ショップには幼虫も置いてあり、それはそれはお財布にやさしい1,000円の値段設定。もちろん、昆虫を飼う前に買うということ自体に抵抗はあれどれ、息子というか私も憧れてたので、育ててみようと購入。その場で店員さんにあれこれ聞いて、土もそれ用を購入して総額2,000円から飼育がスタート。買い始めたのは夏の終わり。1年から1年半後に成虫になるらしい。ヘラクレスオオカブトは南米が生息地。つまり、熱帯地域なので、日本の環境では飼育を継続することが難しいことが判明。すぐに秋から冬、そして春を超える準備をせねば。息子(小学生)の友だち父子で既にヘラクレス幼虫飼育を始めてたパパ友、通称ヘラクレス師匠に緊急通報。即購入した2品と後半戦でおすすめの品をご紹介。

まずは、熱帯環境を維持するシステムを構築する2品。パネルヒーターとサーモスタット。サーモスタットと言われて、それって何だっけという感じだけど簡単に言うと温度設定するとその間で電源オンオフする機械。紹介してるものは液晶も見やすく、さらに安価なのでオススメ。

さらに、これに繋いで使うパネルヒーター。これは正直言って何でも良いと思うけど、消費電力やあまり熱くなるタイプや厚みやサイズのあるものは使いにくいかも。なので、私は薄型でワット数の低めなものを購入。結局のところ、これらで十分。

と思っていたけど大事なものを忘れてたのが、昆虫ケースを入れる発泡スチロール箱。ここは判断の分かれるところですが、私は大きめの昆虫飼育ケース@ダイソーで始めて、それが、入る寸法の釣具屋さんで購入した発泡スチロール箱でスタート。それでも問題ないものの、あとのことを考えると大は小を兼ねるので、内寸の高さがある箱がオススメ。それは下に記載の特殊な飼育ケースを入れるがため。

Amazon、楽天とて発砲スチロールについては細かな仕様を出している店舗は少なくて本当に自宅に、部屋にあったサイズを用意しようという方におススメなサイトは「発砲スチロール箱通販」専門サイトを見ていただいても良いかもしれません。https://eps-box.com/

その特殊な飼育ケース、それがラクぼっくすワイド。ヘラクレスオオカブトのサイズになるとワイドじゃないと難しい。もちらん必須アイテムではないけど、幼虫後期でサナギになる前に(幼虫が白色からオレンジ色になりそうな前でなるべく早めに)このケースに入れてあげると幼虫からサナギに、そして成虫になる様子が手に取るように見て分かる。さらにはヘラクレスオオカブトのツノが綺麗に真っ直ぐ成長してくれるらしい。普通のケースだとサナギのお部屋、蛹室の向きやそのときの状況次第で窮屈でツノが真っ直ぐにならない可能性があるとのこと。個体のサイズを求めれば大きな飼育ケースらしいけど、ツノ曲がりを気にする方はこちらがオススメ。

以上でヘラクレスオオカブトの越冬やら、サナギになるための準備は完了。寒い冬も越えて、あとは成虫なるので、3ヶ月に一度の土交換をしつつ、待つのみ。とはいえ、サナギから成虫になるのが一番大変らしく、ここで力尽きる個体も多いそう。うちは既にサナギでツノが真っ直ぐで元気に動いてる。成虫になるのを楽しみに待った1年が既に経ってました。


注意:サーモスタットはスイッチのオンオフの際にカチカチと音を鳴らします。寝室で飼う方で神経質な方にはおすすめしません。とはいえ、玄関でもどこでもシステムを組めれば問題ありませんので、ご検討のほど。

✴︎3月2日更新
ついにヘラクレスオオカブトのオスが羽化して成虫となり、蛹室で1ヶ月半も過ぎたので、露天掘りして手に取りました!サイズは14.4センチ。大きいと言われる目安15センチに僅かに及ばすですが、なかなかのサイズ。3ヶ月に一度の土換えと温度管理システムのおかげで無事に成虫となりました。

✴︎4月2日更新
ヘラクレスヘラクレスのメスを譲ってくれる方がいたことで、はじめてのペアリングを計画。まずは産卵環境を作るために完熟マットを購入。ヘラクレス師匠曰く、下の方は硬くして、上はふわっと。硬くした土の中に産むらしい。


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