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【より良い人生】父、昭和のサラリーマンから学んだこと

忙しい同世代を意識して、毎度の結論から。昭和サラリーマンの父から学んだこと。
①ゴルフ(=趣味)
②仲間・家族
③運動・健康
私はこれらがあれば人生は豊かになると信じている。

父は昭和10年代半ば生まれで、高度成長期まっさかりの1960年過ぎからバブル崩壊後の2000年くらいまで、企業勤めをした昭和サラリーマン。平日夜に食事を一緒に取ることはほぼなく、土日も一緒に遊びに行った記憶は多くない。酒もタバコも嗜まない父の唯一の趣味はゴルフ。私が小学生から中学生くらいまでの頃、土日の夕方に父がゴルフ練習場に行くときは必ずといっていいほど付いていった。小学生には大人のゴルフ道具は難しく、正直言って楽しくなかった。小学生高学年・中学生くらいになると大人のゴルフ道具も何とか使えるようになって力任せにぶんぶん振っていた。

高校・大学・社会人とゴルフをすることもなく、そして父が定年退職をした後、私は30歳になってゴルフを始めた。父から教わったというか、言われた一言二言(女子プロ選手みたいにゆっくり振れ、ボールの目の距離を変えるな)を頼りに初めてのラウンドで123という初心者にしては割と良いスコアで始まったことに気を良くして、私のゴルフライフが始まった。2ラウンド目110、3ラウンド目103とトントン拍子で上達。先輩たちからもセンスがあるとか、シングルプレーヤーになれるとか褒められて、ついには1年後に友人と一緒に地元・茨城県のゴルフ場の会員権を買うほどのめり込んだ。

一方で、父は定年退職を前に何の由来もない埼玉(両親の実家が山梨で、母の姉が群馬だったので間を取ったという合理的というか非合理というか、そういう理由らしい)に引っ越したことでゴルフをする仲間もおらず、その代わりにバードウォッチングに傾倒していく。新しい趣味と人間関係ができたことは非常に良かったものの、自分としては一緒にゴルフを回りたかったので残念な気持ちだったことは覚えている。

父は70代、バードウォッチングを通じて得た新しい仲間と旅行をするなど楽しく過ごしていた。一方で、80歳を過ぎてコロナも影響して目に見えて脚が弱っているようだった。ある年の春に実家に帰省すると父の歩くスピードはぐっと遅くなり、父はそんな自分と向き合うことに苦労していた。本当の老人になっていく自分と向き合って、ときに弱気なことを言うようになった。それから毎月一度は実家に帰省し、会社が認める実家でのリモートワークを通じて両親の様子を見守るようになった。脚は弱くはなったが、食は細ることもなく、弱気もなくなり、順調に見えたとき、父は急に動けなくなり入院した(入院をしたことについては別記事にしてますので良かったらご覧ください)

そんな父を見ていて感じるのは、サラリーマン時代にゴルフ以外の運動することなく、そして定年退職後はゴルフをやめてバードウォッチングをしていた父は明らかな運動不足であり、筋力不足だった。70代の頃、スクワットしたりとそれっぽいことはしてたようだが、遅かったのか、少なかったのか、80代になって足腰の弱さとなって健康を害することになった。

翻って、私は私でリモートワークも3年以上が経過して明らかな運動不足。危機感を覚えて、筋トレとランニングを再開した。タイミングよく、ライザップが始めたコンビニジム、チョコザップのテレビCMが流れ初めて、流行り始めていたので、即日入会した。行って驚いたのが完全な無人、入退館はアプリ対応、そして最も驚いたのが土足だったこと。みな思い思いというか、街を歩いているような格好の人もいれば、部屋着の人もいる。そんな自由さ、ラフさがとても居心地が良い。24時間やってるので仕事終わりの22時から通う日々が始まった。それから4ヶ月、会社の定期健康診断。10数年続いた高血圧が適正値まで回復。明らかなチョコザップ効果。3000円程度で気分転換できて、体組成計とスマートウォッチが付属。続ける仕掛けがふんだんに散りばめられていて、良くできている。結果にコミットする、まではいかないものの、しっかりサポートして持続する仕掛けを作っている。ビービット藤井さんが書いた「アフターデジタル」シリーズを彷彿させる世界観を実感させる。

①ゴルフ(=趣味)
②仲間・家族
③運動・健康

参考になるか分かりませんが、父の教え(女子プロ選手みたいにゆっくり振れ、ボールの目の距離を変えるな)と+αでこれで上手になった(とはいえ、現状はアベレージ90ゴルファー)私の推薦図書はこちら。Amazonの履歴を見ると既に5回も購入し、ゴルフを始める後輩や友人にプレゼントしてきた推薦図書です。スコア90切りたい人には特におすすめです。

記事中にご紹介した書籍です。19年に出版され話題になったので既に読まれた方も多いかと思いますが、デジタル、OMO先進国の中国の事例など豊富に盛り込まれており、ようやく日本も追いついてきた感じがします。また最新図書もあるのでご紹介です。


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